データベース ファイルを SQL Server Express にアタッチする方法
sqlcmd ツールを使用することにより、SQL Server 2005 Express Edition (SQL Server Express) のインスタンスにデータベース ファイルをアタッチできます。たとえば、以前にインストールした SQL Server Express の既存のデータベース ファイルがある場合、それらのファイルを新しくインストールした SQL Server Express にアタッチできます。同様に、破損したデータベースをバックアップ コピーから復元する場合、バックアップされているデータベース ファイルをアタッチすることができます。
セキュリティに関する注意 |
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不明なソースや信頼されていないソースからのデータベースは、アタッチまたは復元しないことをお勧めします。そのようなデータベースには、意図しない Transact-SQL コードを実行したり、スキーマまたは物理データベース構造を変更することによりエラーを発生させる悪意のあるコードが含まれている可能性があるからです。データベースの取得元が不明または信頼されていない場合は、事前に運用サーバー以外のサーバーで、そのデータベースに対して DBCC CHECKDB を実行してください。さらに、ストアド プロシージャやその他のユーザー定義コードなど、データベースのコードを調べてください。 |
データベース ファイルをアタッチするには
サーバーでコマンド プロンプトを開きます。
コマンド プロンプトから、次の sqlcmd コマンドを使用して SQL Server のインスタンスに接続します。
sqlcmd -S Server\Instance
Server はコンピューターの名前、Instance はインスタンスの名前です。
接続したら、次のコマンドを入力します。
USE [master] GO CREATE DATABASE [database_name] ON ( FILENAME = N'C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQL10_50.MSSQLSERVER\MSSQL\Data\<database name>.mdf' ), ( FILENAME = N'C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQL10_50.MSSQLSERVER\MSSQL\Data\<database name>.ldf' ) FOR ATTACH ; GO
database_name はアタッチするデータベースの名前を表し、FILENAME はデータベース ファイルとログ ファイルのパスとファイル名を表します。FOR ATTACH では、既存のオペレーティング システム ファイルのセットをアタッチすることにより、データベースを作成するように指定します。
データベースがアタッチされたことを確認するには、次の 2 つのコマンドを入力します。
select name from sys.databases go
sqlcmd ツールにより、SQL Server Express のこのインスタンスにアタッチされたすべてのデータベースの名前が表示されます。この一覧には、手順 3. で指定したデータベース名が含まれています。
注 |
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データベースのアタッチの詳細については、「データベースのデタッチとアタッチ」および、SQL Server オンライン ブックの「CREATE DATABASE (Transact-SQL)」を参照してください。 |