メッセージ交換のアーキテクチャ
すべての Service Broker アプリケーションは、メッセージ交換によって通信します。メッセージ交換とは、信頼性が高く、長期にわたって実行される、非同期的なメッセージのやり取りです。次の表に、Service Broker がメッセージ交換に使用するオブジェクトを示します。
内容
メッセージ
メッセージは、サービス間で交換されるデータです。各メッセージは 1 つのメッセージ交換に属し、特定のメッセージ型を持ちます。ダイアログ メッセージ交換
ダイアログは、2 つの Service Broker サービス間のメッセージ交換です。Service Broker では、ダイアログによって、EOIO (exactly-once-in-order) メッセージ配信が実現されます。各ダイアログは 1 つのメッセージ交換グループに属し、特定のコントラクトに従います。メッセージ交換グループ
メッセージ交換グループは、連携して同じタスクを実行するメッセージ交換を識別します。Service Broker では、メッセージ交換グループを使用してメッセージのロックを管理します。アプリケーション開発者は、同時実行の管理や状態の管理にメッセージ交換グループを使用します。メッセージ交換の優先度
メッセージ交換の優先度により、メッセージ交換の相対的な重要性を識別します。優先度が高いメッセージ交換のメッセージは、優先度が低いメッセージ交換のメッセージよりも前に処理されます。これにより、処理の負荷が高い場合でも、重要な作業がブロックされることはありません。また、システムは顧客に応じて異なるレベルのサービスを提供することもできるようになります。