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データ ソースの定義

Analysis Services プロジェクトを作成した後は、通常、そのプロジェクトで使用するデータ ソースを 1 つ以上定義します。データ ソースを定義するときは、データ ソースへの接続に使用する接続文字列情報を定義します。詳細については、「データ ソース ウィザードを使用したデータ ソースの定義 (Analysis Services)」を参照してください。

次の実習では、AdventureWorksDW2008 サンプル データベースを Analysis Services Tutorial プロジェクトのデータ ソースとして定義します。チュートリアル用にサンプル データベースはローカル コンピュータに保存されていますが、ソース データベースから 1 つ以上のリモート コンピュータをホストすることもしばしばあります。

新しいデータ ソースを定義するには

  1. ソリューション エクスプローラで [データ ソース] を右クリックし、[新しいデータ ソース] をクリックします。

  2. [データ ソース ウィザードへようこそ] ページで、[次へ] をクリックして [接続の定義方法を選択します] ページを開きます。

  3. [接続の定義方法を選択します] ページでは、新しい接続、既存の接続、または以前に定義したデータ ソース オブジェクトに基づいて、データ ソースを定義できます。ここでは、新しい接続に基づいてデータ ソースを定義します。[既存の接続または新しい接続に基づいてデータ ソースを作成する] が選択されていることを確認し、[新規作成] をクリックします。

  4. [接続マネージャ] ダイアログ ボックスで、データ ソースの接続のプロパティを定義します。[プロバイダ] ボックスの一覧で、[ネイティブ OLE DB\SQL Server Native Client 10.0] が選択されていることを確認します。

    Analysis Services では、[プロバイダ] ボックスの一覧に表示されるその他のプロバイダもサポートしています。

  5. [サーバー名] ボックスに「localhost」と入力します。

    ローカル コンピュータ上の名前付きインスタンスに接続する場合は、「localhost\<instance name>」と入力します。ローカル コンピュータではなく指定のコンピュータに接続するには、コンピュータ名または IP アドレスを入力します。

  6. [Windows 認証を使用] が選択されていることを確認します。[データベースの選択または入力] ボックスの一覧で、[AdventureWorksDW2008] を選択します。

  7. [接続テスト] をクリックして、データベースへの接続をテストします。

  8. [OK] をクリックし、[次へ] をクリックします。

  9. ウィザードの [権限借用情報] ページでは、データ ソースへの接続時に使用する Analysis Services のセキュリティ資格情報を定義します。権限借用は、Windows 認証が選択されている場合に、データ ソースへの接続に使用される Windows アカウントに関連する機能です。Analysis Services では、OLAP オブジェクトを処理するための権限借用はサポートされていません。[サービス アカウントを使用する] をクリックし、[次へ] をクリックします。

  10. [ウィザードの完了] ページで、「Adventure Works DW」と名前を入力し、[完了] をクリックします。新しいデータ ソースが作成されます。

注意

作成後にデータ ソースのプロパティを変更するには、[データ ソース] フォルダ内のデータ ソースをダブルクリックします。[データ ソース デザイナ] にデータ ソースのプロパティが表示されます。

このレッスンの次の作業

データ ソース ビューの定義