レッスン 3 : パッケージ構成の追加
パッケージ構成を使用すると、開発環境の外部からランタイムのプロパティと変数を設定できます。この構成により、配置と配信が容易で柔軟なパッケージを開発できます。Microsoft Integration Services では次の種類の構成を行うことができます。
XML 構成ファイル
環境変数
レジストリのエントリ
親パッケージの変数
SQL Server テーブル
このレッスンでは、パッケージを活用できるように、「レッスン 2 : ループの追加」で作成した簡単な Integration Services パッケージを修正します。または、チュートリアルに含まれている、レッスン 2 を完了した状態のパッケージをコピーすることもできます。パッケージ構成ウィザードを使用し、Foreach ループ コンテナーの Directory プロパティを更新する XML 構成を作成します。具体的には、Directory プロパティにマップされているパッケージ レベル変数を使用します。構成ファイルを作成したら、開発環境の外部から変数の値を修正し、修正したプロパティに新しいサンプル データ フォルダーを参照させます。パッケージを再度実行すると、構成ファイルによって変数の値が生成されます。さらに、この変数は Directory プロパティを更新します。結果として、パッケージにハードコーディングされた元のフォルダーのファイルではなく、新しいデータ フォルダーのファイルに対してパッケージが繰り返し実行されます。
重要 |
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このチュートリアルを実行するには、AdventureWorksDW サンプル データベースが必要です。AdventureWorksDW をインストール、配置する方法の詳細については、「SQL Server のサンプルとサンプル データベースのインストールに関する注意点」を参照してください。 |
このレッスンの作業
このレッスンの内容は次のとおりです。
外部リソース
msdn.microsoft.com の技術資料「Integration Services パッケージ構成について」
blogs.msdn.com のブログ「API サンプル – プログラムによるパッケージへの構成ファイルの追加」