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レッスン 3 : データ ドリブン サブスクリプションの定義

このレッスンでは、データ ドリブン サブスクリプションを使用し、サブスクリプション データ ソースへの接続、サブスクリプション データを取得するクエリの作成、および結果セットとレポート、配信オプションのマッピングを行います。

注意

開始する前に、SQL Server エージェント サービスが実行されていることを確認します。実行されていない場合は、サブスクリプションを保存できません。

このレッスンを行うには、レッスン 1 とレッスン 2 を完了していることと、レポート データ ソースに、保存された資格情報が使用されていることが必要です。詳細については、「レッスン 2 : レポート データ ソースのプロパティの変更」を参照してください。

データ ドリブン サブスクリプション ウィザードの開始

  1. レポート マネージャーで [ホーム] をクリックして Employee Sales Summary レポートのあるフォルダーに移動します。たとえば、AdventureWorks 2008 Sample Reports です。

  2. Employee Sales Report のコマンド メニューを開きます。

  3. [管理] をクリックします。

  4. [サブスクリプション] タブをクリックします。

  5. [新しいデータ ドリブン サブスクリプション] をクリックします。このボタンが表示されない場合は、コンテンツ マネージャーの権限がありません。

ステップ 1 - 説明の指定

  1. サブスクリプションの説明を入力します。

  2. [受信者への通知方法を指定します][Windows ファイル共有] を選択します。

  3. [このサブスクリプションのみを対象とします] を選択し、[次へ] をクリックします。

ステップ 2 - サブスクライバー データ ソースへの接続の指定

  1. データ ソースの種類として [Microsoft SQL Server] を選択します。

  2. [接続文字列] に、次のように入力します。

    data source=localhost; initial catalog=Subscribers
    
    注意

    サブスクライバーはレッスン 1 で作成したデータベースです。

  3. [レポート サーバーに保存され、セキュリティで保護された資格情報] をクリックします。

  4. [ユーザー名][パスワード] に、ドメイン ユーザー名とパスワードを入力します。[ユーザー名] には、ドメインとユーザー アカウントの両方を指定します。

    重要な注意事項重要

    サブスクライバー データ ソースへの接続に使用する資格情報は、Management Studio に返されません。後でサブスクリプションを変更する場合は、データ ソースへの接続に使用するパスワードをこのページで再入力する必要があります。

  5. [データ ソースへの接続時に Windows 資格情報として使用する] をクリックし、[次へ] をクリックします。

ステップ 3 - サブスクライバー データを取得するためのクエリの定義

  1. クエリ ペインに次のクエリを入力します。

    Select * from UserInfo
    
  2. 30 秒のタイムアウトを指定します。

  3. [検証] をクリックし、[次へ] をクリックします。

ステップ 4 - 配信オプションの設定

  1. [ファイル名] で、[データベースから値を取得] を選択します。[値の設定] で、[LastName] をクリックします。

  2. [パス] で、[静的な値を指定] を選択します。[値の設定] に、書き込み権限のあるパブリック ファイル共有の名前を入力します (例 : \\mycomputer\public\myreports)。パブリック フォルダーを作成する方法については、「レポート サーバーのファイル共有の配信用に共有フォルダを作成する方法」を参照してください。

  3. [表示形式] で、[データベースから値を取得] を選択します。[書式] を選択します。

  4. [書き込みモード] で、[静的な値を指定] を選択します。[値の選択] で、[自動増分] を選択します。[次へ] をクリックします。

  5. [ファイル拡張子] で、[静的な値を指定] を選択します。[値の選択] で、[True] を選択します。

  6. [ユーザー名] で、[静的な値を指定] を選択します。ドメイン ユーザー アカウントを入力します。<ドメイン>\<アカウント> の形式で入力してください。

  7. [パスワード] で、[静的な値を指定] を選択します。パスワードを入力します。パスワードは正確に入力してください。このウィザードでは、パスワードは検証されません。

  8. [次へ] をクリックします。

ステップ 5 - レポート出力を変化させるパラメーター値の指定

  1. [月] および [年] では既定のパラメーター値を使用します。

  2. [従業員] で [データベースから値を取得] を選択します。[値] で、[EmployeeID] をクリックします。[次へ] をクリックします。

ステップ 6 - サブスクリプションのスケジュールの設定

  1. [このサブスクリプション用に作成されたスケジュールで実行] をクリックし、[次へ] をクリックします。

  2. [スケジュールの詳細] で、[一度だけ] をクリックします。

  3. 開始時刻として、現在の時刻から数分後を指定します。

  4. [完了] をクリックします。

次の手順

サブスクリプションを実行すると、Subscribers データ ソースのサブスクライバーごとに 1 つずつ、3 つのレポート ファイルが、指定したファイル共有に配信されます。各配信では、データ (従業員固有のデータ)、表示形式、ファイル形式がそれぞれ異なっています。各レポートを共有フォルダーから開き、定義したサブスクリプション オプションに基づいて各バージョンがカスタマイズされているかどうかを確認できます。

レポート マネージャーのサブスクリプション ページには、サブスクリプションの [最終実行] 日付と [状態] が表示されます。サブスクリプションを実行した後、ページを更新して更新後の情報を表示します。

これで、「データ ドリブン サブスクリプションの定義」のチュートリアルは終了します。Reporting Services に関するその他のチュートリアルについては、「チュートリアルの検索方法 (Reporting Services)」を参照してください。