作業 2: 破損ファイルの作成
変換エラーの構成と処理を体験するために、コンポーネントの処理が失敗するサンプル フラット ファイルを作成します。
この実習では、既存のサンプル フラット ファイルのコピーを作成します。その後、このファイルをメモ帳などで開き、CurrencyID 列を編集して、参照変換中に照合が失敗するようにします。新しいファイルの処理時、参照が失敗すると Lookup Currency Key 変換は失敗し、それ以降のパッケージも失敗します。破損しているサンプル ファイルを作成したら、パッケージを実行して、パッケージのエラーを確認します。
破損しているサンプル フラット ファイルを作成するには
メモ帳などのテキスト エディタで Currency_VEB.txt ファイルを開きます。
既定では、このファイルはフォルダ C:\Program Files\Microsoft SQL Server\100\Samples\Integration Services\Tutorial\Creating a Simple ETL Package\Sample Data に保存されています。
テキスト エディタの検索置換機能を使用し、"VEB" と表示されているすべての箇所を "BAD" に置換します。
他のサンプル データ ファイルと同じフォルダに、修正したファイルを保存します。このファイルには「Currency_BAD.txt」という名前を付けてください。
重要 Currency_BAD.txt が、フォルダ c:\Program Files\Microsoft SQL Server\100\Samples\Integration Services\Tutorial\Creating a Simple ETL Package\Sample Data に保存されていることを確認します。
テキスト エディタを閉じます。
実行時にエラーが発生することを確認するには
[デバッグ] メニューの [デバッグ開始] をクリックします。
データ フローの 3 つ目の反復処理で、Lookup Currency Key 変換が Currency_BAD.txt ファイルを処理しようとし、変換が失敗します。この変換エラーにより、パッケージ全体が失敗します。
[デバッグ] メニューの [デバッグの停止] をクリックします。
デザイン画面で、[実行結果] タブをクリックします。
ログの内容を参照し、次の処理不能エラーが発生していることを確認します。
[Lookup Currency Key[30]] Error: Row yielded no match during lookup.
注 数値 30 はコンポーネントの ID です。この値はデータ フローを構築したときに割り当てられるもので、パッケージの値とは異なることがあります。