サービスの開始および停止

Microsoft SQL Server Analysis Services を実行しているコンピュータ上で Microsoft Windows サービスを開始または停止するには、Analysis Services 管理者が、そのコンピュータの Administrators ローカル グループのメンバである必要があります。

セキュリティに関する注意
Administrators ローカル グループのメンバは、Analysis Services を実行しているコンピュータ上でフル コントロール権限を持ち、そのコンピュータ上にあるすべての Analysis Services インスタンスに保存されたデータの読み取りなど、あらゆるタスクを実行できます。

Analysis Services によって使用されるサービスの開始

Analysis Services によって使用されるサービスは、必要に応じて手動で開始することも、Windows の起動時に自動的に開始させることもできます。次の表は、Analysis Services によって使用されるさまざまなサービスと各サービスを開始する必要があるタイミングについて示したものです。

サービス	開始するタイミング
Analysis Services (既定のインスタンスの名前 : MSSQLServerOLAPService 名前付きインスタンスの名前 : MSOLAP$InstanceName)	Analysis Services のインスタンスは、ユーザーがそのインスタンスにログオンしようとする前に開始しておく必要があります。
SQL Server (既定のインスタンスの名前 : MSSQLServer 名前付きインスタンスの名前 : MSSQL$InstanceName)	Analysis Services リレーショナル ストアが SQL Server に保存されているか、書き戻しが SQL Server に対して構成されている場合、リレーショナル データをホストする SQL Server サービスは、Analysis Services がリレーショナル ストアのデータにアクセスしようとしたり、リレーショナル ストアにデータを書き戻そうとしたりする前に開始しておく必要があります。
SQL Server エージェント (既定のインスタンスの名前 : SQLServerAgent 名前付きインスタンスの名前 : SQLAgent$InstanceName)	SQL Server エージェントが自動タスクを実行するように構成されている場合は、適切な SQL Server インスタンスの SQL Server エージェントを開始する必要があります。
SQL Server Browser (サービス名 : SQL Server Browser)	ユーザーがポート番号を指定せずに Analysis Services の名前付きインスタンスに接続する場合は、SQL Server Browser を開始する必要があります。

Analysis Services によって使用されるサービスの停止

通常、管理者は、接続されているユーザーにメッセージを送信してからサービスを停止します。このメッセージには、インスタンスがいつ完全に停止 (シャットダウン) されるかが正確に示されています。このシャットダウン メッセージにより、現在接続されているユーザーは、インスタンスが停止される前にタスクを完了できるようになります。この間は、その他のユーザーが接続したり、新しいジョブを開始したりすべきではありません。

サービスを一時停止および停止するために使用されるツールの詳細については、「サービス管理ツールの確認」を参照してください。

関連項目

概念

オペレーティング システム レベルでのサービスの構成