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セッション モニタを使用したチューニング推奨設定の評価

データベースに対するワークロードの影響分析を開始するたびに、データベース エンジン チューニング アドバイザによって新しいチューニング セッションが作成されます。データベース エンジン チューニング アドバイザのグラフィカル ユーザー インターフェイス (GUI) にある [セッション モニタ] ペインを使用すると、Microsoft SQL Server の特定のインスタンスで実行したすべてのチューニング セッションを表示し、必要に応じて呼び出すことができます。既存のすべてのチューニング セッションを確認できるので、既存のセッションに基づいたセッションの複製、既存のセッションに関するチューニング推奨設定の評価などを容易に行えます。

注意

データベース エンジン チューニング アドバイザは、チューニング セッションのデータや他の情報を msdb データベースに格納します。チューニング セッションのデータを失うことがないように、msdb データベースに適切なバックアップ方法を実装してください。

データベース エンジン チューニング アドバイザでのセッションの動作

データベース エンジン チューニング アドバイザで分析を開始するには、まず、チューニング セッションを一意に識別するための名前または番号を作成する必要があります。ユーザーが指定したセッション名に加え、ID と呼ばれる数値識別子も自動的に生成されます。この ID は [セッション モニタ] ペインの下部に表示されます。ワークロードの分析が完了した後、または分析を中止した時点で、チューニング セッション情報が保存され、チューニングを開始する前に指定した ID に関連付けられます。次の項目に関する情報が保存され、各チューニング セッションのセッション ID に関連付けられます。

一般的なセッション情報 (作成時刻、開始時刻、ステータス、システムによって生成された ID)

  • 使用したワークロード

  • 指定したチューニング オプション

  • チューニング ログ (チューニングできないイベントがワークロードに含まれている場合)

  • チューニング推奨設定

  • チューニング サマリ

  • チューニング レポート

チューニング推奨設定の確認、複製、および評価

[セッション モニタ] ペインでセッション名をダブルクリックすると、そのセッションが表示されます。データベース エンジン チューニング アドバイザの GUI を開くだけで、SQL Server の特定のインスタンスで実行したすべてのチューニング セッションを表示できます。以前のチューニング セッションを呼び出す機能を使用すると、既存のセッションに基づいて新しいセッションを作成できます。また、複数のセッションを比較して、どのチューニング オプションが目的に最も適しているかを判断することもできます。