LEFT (Transact-SQL)

文字列の左端から指定された数の文字を返します。

トピック リンク アイコンTransact-SQL 構文表記規則

構文

LEFT ( character_expression , integer_expression )

引数

  • character_expression
    文字またはバイナリ データのを指定します。character_expression には、定数、変数、または列のいずれかを指定できます。character_expression には、text または ntext 以外の任意のデータ型を使用できます。ただし、varchar または nvarchar に暗黙的に変換できるデータ型でなければなりません。暗黙的に変換できない場合は、CAST 関数を使用して character_expression を明示的に変換する必要があります。

  • integer_expression
    character_expression から返される文字数を正の整数で指定します。integer_expression が負の値の場合、エラーが返されます。integer_expression のデータ型が bigint で大きい値が格納されている場合、character_expression は varchar(max) のようなラージ データ型である必要があります。

戻り値の型

character_expression が Unicode 以外の文字データ型である場合、varchar を返します。

character_expression が Unicode 文字データ型である場合は、nvarchar を返します。

説明

互換性レベルは、戻り値に影響します。互換性レベルの詳細については、「sp_dbcmptlevel (Transact-SQL)」を参照してください。

A. 列を指定した LEFT を使用する

次の例では、各製品名の左端の 5 文字を返します。

USE AdventureWorks2008R2;
GO
SELECT LEFT(Name, 5) 
FROM Production.Product
ORDER BY ProductID;
GO

B. 文字列を指定した LEFT を使用する

次の例では、LEFT を使用して abcdefg という文字列の左端の 2 文字を返します。

SELECT LEFT('abcdefg',2)
GO

以下に結果セットを示します。

--

ab

(1 行処理されました)