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XML スキーマ コレクションに対する権限

トピック「サーバー上の XML スキーマ コレクションの管理」で説明したように、XML スキーマ コレクションを作成し、作成したコレクションを xml 型の変数、パラメータ、および列を型指定するために使用することができます。ただし、次の操作を行うためには必要な権限を持っている必要があります。

  • XML スキーマ コレクションを作成する、または読み込む

  • XML スキーマ コレクションを変更する

  • XML スキーマ コレクションを削除する

  • XML スキーマ コレクションを、xml 型の列、変数、およびパラメータの型指定に使用したり、テーブルまたは列の制約で使用する

SQL Server セキュリティ モデルでは、すべてのオブジェクトで CONTROL 権限が許可されています。この権限が許可されたユーザーは、オブジェクトに対する他のすべての権限を取得したことになります。オブジェクトの所有者も、オブジェクトに対するすべての権限を持っています。

オブジェクトの所有者とオブジェクトの CONTROL 権限があるユーザーは、オブジェクトに対する任意の権限を許可することができます。オブジェクトの所有者でなく、CONTROL 権限を持っていないユーザーでも、WITH GRANT OPTION が指定されていれば、オブジェクトに対する権限を許可できます。たとえば、ユーザー A は、WITH GRANT OPTION により、XML スキーマ コレクション S に対して REFERENCES 権限を持っていますが、S に対する他の権限は持っていないとします。ユーザー A は、スキーマ コレクション S に対する REFERENCES 権限をユーザー B に許可することができます。

セキュリティ モデルでは、XML スキーマ コレクションを作成および使用する権限を許可したり、あるユーザーから他のユーザーに所有権を転送することが許可されています。次のトピックでは、XML スキーマ コレクションの権限について説明しています。