sysmergepartitioninfoview (Transact-SQL)
sysmergepartitioninfoview ビューでは、テーブル アーティクルのパーティション分割情報が公開されます。このビューは、パブリッシャ側のパブリケーション データベース、およびサブスクライバ側のサブスクリプション データベースに格納されます。
列名 |
データ型 |
説明 |
---|---|---|
name |
sysname |
アーティクルの名前です。 |
type |
tinyint |
アーティクルの種類を示します。次のいずれかになります。 0x0a = テーブル 0x20 = プロシージャ スキーマのみ 0x40 = ビュー スキーマのみ、またはインデックス付きビュー スキーマのみ 0x80 = 関数スキーマのみ |
objid |
int |
パブリッシュされたオブジェクトの識別子です。 |
sync_objid |
int |
同期データセットを表すビューのオブジェクト ID です。 |
view_type |
tinyint |
ビューのタイプです。 0 = ビューでない、すべてのベース オブジェクトを使用 1 = パーマネント ビュー 2 = 一時ビュー |
artid |
uniqueidentifier |
指定したアーティクルの一意の識別番号です。 |
description |
nvarchar(255) |
アーティクルの簡単な説明です。 |
pre_creation_command |
tinyint |
サブスクリプション データベースの中でアーティクルが作成されるときに実行される既定の操作です。 0 = None - サブスクライバに既にテーブルがある場合、操作は行いません。 1 = Drop - テーブルを削除してから作成し直します。 2 = Delete - サブセット フィルタの WHERE 句に基づいて、削除を実行します。 3 = Truncate - 2 と同じですが、行ではなくページを削除します。ただし、WHERE 句は使用しません。 |
pubid |
uniqueidentifier |
現在のアーティクルが属するパブリケーションの ID です。 |
nickname |
int |
アーティクルを識別するためにマッピングされたニックネームです。 |
column_tracking |
int |
アーティクルに対して列追跡が実装されているかどうかを示します。 |
status |
tinyint |
アーティクルの状態を示します。次のいずれかになります。 1 = Unsynced - スナップショット エージェントが次回実行されるときに、テーブルをパブリッシュする初期処理スクリプトが実行されます。 2 = Active - テーブルをパブリッシュする初期処理スクリプトが実行されています。 |
conflict_table |
sysname |
現在のアーティクルに関する競合レコードが保存されているローカル テーブルの名前です。このテーブルは情報だけを目的として提供されており、その内容はカスタム競合回避ルーチンや管理者によって、直接変更されたり削除されたりします。 |
creation_script |
nvarchar(255) |
このアーティクルの作成スクリプトです。 |
conflict_script |
nvarchar(255) |
このアーティクルの競合スクリプトです。 |
article_resolver |
nvarchar(255) |
このアーティクルの競合回避モジュールです。 |
ins_conflict_proc |
sysname |
競合テーブルへの競合情報の書き込みに使用するプロシージャです。 |
insert_proc |
sysname |
同期時に行の挿入に使用するプロシージャです。 |
update_proc |
sysname |
同期時に行の更新に使用するプロシージャです。 |
select_proc |
sysname |
マージ エージェントがロックやアーティクルの列と行の検索に使用する、自動生成ストアド プロシージャの名前です。 |
metadata_select_proc |
sysname |
マージ レプリケーション システム テーブル内のメタデータへのアクセスに使用する、自動生成ストアド プロシージャの名前です。 |
delete_proc |
sysname |
同期時に行の削除に使用するプロシージャです。 |
schema_option |
binary(8) |
指定されたアーティクルに対するスキーマ生成オプションのビットマップです。サポートされる schema_option の値については、「sp_addmergearticle (Transact-SQL)」を参照してください。 |
destination_object |
sysname |
サブスクライバで作成されるテーブルの名前です。 |
destination_owner |
sysname |
対象オブジェクトの所有者の名前です。 |
resolver_clsid |
nvarchar(50) |
カスタム競合回避モジュールの ID です。ビジネス ロジック ハンドラの場合、この値は NULL です。 |
subset_filterclause |
nvarchar(1000) |
このアーティクルのフィルタ句です。 |
missing_col_count |
int |
アーティクルにない、パブリッシュされた列の数です。 |
missing_cols |
varbinary(128) |
アーティクルにない列を示すビットマップです。 |
excluded_cols |
varbinary(128) |
アーティクルから除外された列のビットマップです。 |
excluded_col_count |
int |
アーティクルから除外された列の数です。 |
columns |
varbinary(128) |
単に情報を示すためだけに特定されます。サポートされていません。将来の互換性は保証されません。 |
deleted_cols |
varbinary(128) |
アーティクルから削除された列を示すビットマップです。 |
resolver_info |
nvarchar(255) |
カスタム競合回避モジュールが要求する追加情報のストレージです。 |
view_sel_proc |
nvarchar(290) |
マージ エージェントが、動的にフィルタ選択されたパブリケーションでアーティクルを最初に作成するとき、およびフィルタ選択された任意のパブリケーションで変更された行を列挙するときに使用するストアド プロシージャの名前です。 |
gen_cur |
bigint |
アーティクルのベース テーブルに対するローカルの変更の generates 値です。 |
vertical_partition |
int |
列のフィルタ選択がテーブル アーティクルで有効かどうかを指定します。0 は、列フィルタ選択を行わずに、すべての列をパブリッシュすることを示します。 |
identity_support |
int |
ID 範囲の自動処理が有効かどうかを指定します。1 は、ID 範囲の処理が有効であることを示します。0 は、ID 範囲がサポートされていないことを示します。 |
before_image_objid |
int |
追跡テーブルのオブジェクト ID です。追跡テーブルには、パブリケーションに対するパーティションの変更の最適化が有効な場合、特定のキー列の値が含まれます。 |
before_view_objid |
int |
ビュー テーブルのオブジェクト ID です。ビューは、行が削除または更新される前に、その行が特定のサブスクライバに属していたかどうかを追跡するテーブルに存在します。パブリケーションに対するパーティションの変更の最適化が有効な場合にのみ適用されます。 |
verify_resolver_signature |
int |
マージ レプリケーションで競合回避モジュールを使用する前に、デジタル署名を確認するかどうかを指定します。 0 = 署名は確認されません。 1 = 信頼関係のあるソースの署名であるかどうかが確認されます。 |
allow_interactive_resolver |
bit |
アーティクルに対するインタラクティブ競合回避モジュールの使用が有効かどうかを指定します。1 は、インタラクティブ競合回避モジュールをそのアーティクルで使用できることを示します。 |
fast_multicol_updateproc |
bit |
1 つの UPDATE ステートメントで同じ行の複数の列に対して変更を適用するように、マージ エージェントが有効になっているかどうかを指定します。 0 = 変更される列ごとに別々の UPDATE ステートメントを実行します。 1 = 1 つのステートメントで複数の列を変更する UPDATE ステートメントに対して実行されます。 |
check_permissions |
int |
マージ エージェントがパブリッシャに変更を適用するときに確認されるテーブルレベル権限のビットマップです。check_permissions は次のいずれかの値をとります。 0x00 = 権限はチェックされません。 0x10 = サブスクライバ側で実行される INSERT をアップロードする前に、パブリッシャ側で権限をチェックします。 0x20 = サブスクライバ側で実行される UPDATE をアップロードする前に、パブリッシャ側で権限をチェックします。 0x40 = サブスクライバ側で実行される DELETE をアップロードする前に、パブリッシャ側で権限をチェックします。 |
maxversion_at_cleanup |
int |
マージ エージェントの次回実行時にクリーンアップされる generation の最大値です。 |
processing_order |
int |
マージ パブリケーション内のアーティクルの処理順序を示します。0 は、アーティクルの順序が設定されていないことを示します。アーティクルは、最も小さい値から最も大きい値の順序で処理されます。2 つのアーティクルが同じ値を持つ場合は、同時に処理されます。詳細については、「マージ アーティクルの処理順序の指定」を参照してください。 |
upload_options |
tinyint |
変更をサブスクライバで作成するか、サブスクライバからアップロードするかを定義します。次のいずれかの値をとります。 0 = サブスクライバでの更新に制限はありません。すべての変更がパブリッシャにアップロードされます。 1 = サブスクライバでの変更は許可されますが、パブリッシャにはアップロードされません。 2 = サブスクライバでの変更は許可されません。 |
published_in_tran_pub |
bit |
マージ パブリケーションのアーティクルが、トランザクション パブリケーションでもパブリッシュされることを示します。 0 = アーティクルはトランザクション アーティクルではパブリッシュされません。 1 = アーティクルはトランザクション アーティクルでもパブリッシュされます。 |
lightweight |
bit |
単に情報を示すためだけに特定されます。サポートされていません。将来の互換性は保証されません。 |
procname_postfix |
nchar(32) |
単に情報を示すためだけに特定されます。サポートされていません。将来の互換性は保証されません。 |
well_partitioned_lightweight |
bit |
単に情報を示すためだけに特定されます。サポートされていません。将来の互換性は保証されません。 |
before_upd_view_objid |
int |
更新前のテーブルのビューの ID です。 |
delete_tracking |
bit |
削除をレプリケートするかどうかを示します。 0 = 削除をレプリケートしません。 1 = 削除をレプリケートします。これは、マージ レプリケーションの既定の動作です。 delete_tracking の値が 0 の場合、サブスクライバで削除した行はパブリッシャで、パブリッシャで削除した行はサブスクライバで、それぞれ手動で削除する必要があります。
注
値が 0 の場合、データが収束されません。
|
compensate_for_errors |
bit |
同期中にエラーが発生した場合に補正アクションを実行するかどうかを示します。 0 = 補正アクションは無効です。 1 = サブスクライバまたはパブリッシャで適用できない変更があると、常に補正アクションが実行され、変更が元に戻ります。これは、マージ レプリケーションの既定の動作です。
注
値が 0 の場合、データが収束されません。
|
pub_range |
bigint |
パブリッシャの ID 範囲のサイズです。 |
range |
bigint |
調整の際にサブスクライバに割り当てられる連続する ID 値の大きさです。 |
threshold |
int |
ID 範囲のしきい値の割合です。 |
stream_blob_columns |
bit |
バイナリ ラージ オブジェクトの列にストリームの最適化を使用するかどうかを示します。1 は、最適化を実行することを示します。 |
preserve_rowguidcol |
bit |
レプリケーションで既存の rowguid 列を使用するかどうかを示します。値 1 は、既存の ROWGUIDCOL 列を使用することを示します。0 は、レプリケーションが ROWGUIDCOL 列を追加したことを示します。 |
partition_view_id |
int |
サブスクライバ パーティションを定義するビューを指定します。 |
repl_view_id |
int |
単に情報を示すためだけに特定されます。サポートされていません。将来の互換性は保証されません。 |
partition_deleted_view_rule |
sysname |
マージ レプリケーション トリガ内で、列の古い値に基づいて削除または更新された各行のパーティション ID を取得するために使用されるステートメントです。 |
partition_inserted_view_rule |
Sysname |
マージ レプリケーション トリガ内で、列の新しい値に基づいて挿入または更新された各行のパーティション ID を取得するために使用されるステートメントです。 |
membership_eval_proc_name |
sysname |
MSmerge_contents (Transact-SQL)内の行の現在のパーティション ID を評価するプロシージャの名前です。 |
column_list |
sysname |
アーティクル内でパブリッシュされた列のコンマ区切りの一覧です。 |
column_list_blob |
sysname |
バイナリ ラージ オブジェクトの列を含む、アーティクル内でパブリッシュされた列のコンマ区切りの一覧です。 |
expand_proc |
sysname |
新たに挿入された親行のすべての子行、パーティションを変更された親行、および削除された親行のパーティション ID を再評価するプロシージャの名前です。 |
logical_record_parent_nickname |
int |
論理レコード内の、指定されたアーティクルのトップレベルにある親のニックネームです。 |
logical_record_view |
int |
それぞれの子の rowguid に対応する、トップレベルにある親アーティクルの rowguid を出力するビューです。 |
logical_record_deleted_view_rule |
sysname |
子行を UPDATE および DELETE トリガの "deleted" テーブルに表示する点を除き、logical_record_view と同じです。 |
logical_record_level_conflict_detection |
bit |
競合を、論理レコード レベルと、行または列レベルのどちらで検出するかを示します。 0 = 行または列レベルでの競合検出が使用されます。 1 = 論理レコードでの競合検出が使用されます。この場合、パブリッシャでの行の変更、およびサブスクライバでの同じ論理レコードに属する別の行の変更は、競合として処理されます。 この値が 1 の場合には、論理レコード レベルでの競合解決だけを使用できます。 |
logical_record_level_conflict_resolution |
bit |
競合を、論理レコード レベルと、行または列レベルのどちらで解決するかを示します。 0 = 行または列レベルでの解決が使用されます。 1 = 競合が発生した場合には、競合で優先された論理レコード全体が、優先されなかった論理レコード全体を上書きします。 値 1 は、論理レコード レベルでの検出でも、行または列レベルの検出でも使用することができます。 |
partition_options |
tinyint |
アーティクル内のデータをパーティション分割する方法を定義します。パーティション分割することにより、すべての行が 1 つのパーティションまたは 1 つのサブスクリプションに属している場合に、パフォーマンスを最適化できます。partition_options は、次のいずれかの値をとります。 0 = アーティクルのフィルタ選択は、静的であるか、または各パーティションのデータの一意なサブセットを作成しません。つまり "重複する" パーティションになります。 1 = パーティションは重複しています。サブスクライバで実行された DML 更新では、行が属するパーティションを変更できません。 2 = アーティクルのフィルタ選択により、重複しないパーティションが作成されますが、複数のサブスクライバが同じパーティションを受け取ることができます。 3 = アーティクルのフィルタ選択により、各サブスクリプションに一意な、重複しないパーティションが作成されます。 |
name |
sysname |
パーティションの名前です。 |