RESTORE REWINDONLY (Transact-SQL)

NOREWIND オプションで実行された BACKUP または RESTORE ステートメントにより、開かれたままとなっていた特定のテープ デバイスを巻き戻して閉じます。このコマンドはテープ デバイスに対してのみサポートされています。

トピック リンク アイコンTransact-SQL 構文表記規則

構文

RESTORE REWINDONLY 
FROM <backup_device> [ ,...n ]
[ WITH {UNLOAD | NOUNLOAD}]
} 
[;]

<backup_device> ::=
{ 
   { logical_backup_device_name |
            @logical_backup_device_name_var }
   | TAPE = { 'physical_backup_device_name' |
              @physical_backup_device_name_var } 
} 

引数

<backup_device> ::=

復元操作に使用する、論理バックアップ デバイスまたは物理バックアップ デバイスを指定します。

  • { logical_backup_device_name | **@logical_backup_device_name_var }
    データベースの復元元である、sp_addumpdevice で作成されたバックアップ デバイスの論理名を指定します。この名前は識別子の規則に従っている必要があります。バックアップ デバイス名を変数 (
    @logical_backup_device_name_var) として指定する場合、文字列定数 (@**logical_backup_device_name_var = logical_backup_device_name)、または ntext と text を除く文字列データ型の変数のいずれかを使用して指定できます。

  • {DISK | TAPE } = { 'physical_backup_device_name' | **@physical_backup_device_name_var }
    指定したディスク デバイスまたはテープ デバイスから、バックアップを復元することを許可します。ディスクまたはテープを表すデバイスの種類を、完全なパスとファイル名を含む実際のデバイス名と共に指定してください。たとえば、「DISK = 'C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQL\BACKUP\Mybackup.bak'」または「TAPE = '\\.\TAPE0'」のように指定します。デバイス名を変数 (
    @physical_backup_device_name_var) として指定する場合、文字列定数 (@**physical_backup_device_name_var = 'physcial_backup_device_name')、または ntext と text を除く文字列データ型の変数のいずれかを使用して指定できます。

    ネットワーク サーバーを UNC 名で指定する場合は、デバイスの種類に DISK を指定してください (UNC 名にはマシン名を含める必要があります)。UNC 名の使用方法の詳細については、「バックアップ デバイス」を参照してください。

    RESTORE 操作を実行するには、Microsoft SQL Server を実行するアカウントに、リモート コンピュータまたはネットワーク サーバーへの読み取りアクセス権が与えられている必要があります。

  • n
    複数のバックアップ デバイスと論理バックアップ デバイスを指定できることを示すプレースホルダです。64 個までのバックアップ デバイスまたは論理バックアップ デバイスを指定できます。

    復元シーケンスで必要になるバックアップ デバイスの数が、バックアップが含まれるメディア セットの作成で使用したデバイスの数と同じになるかどうかは、復元をオフラインとオンラインのどちらで行うかによって決まります。オフライン復元の場合は、バックアップの作成時よりも少ない数のデバイスでバックアップを復元できます。オンライン復元の場合は、バックアップの作成時に使用されたすべてのバックアップ デバイスが必要です。それより少ない数のデバイスで復元しようとしても失敗します。

    詳細については、「SQL Server でのバックアップ メディアの操作」を参照してください。

注意

ミラー化されたメディア セットからバックアップを復元する場合は、各メディア ファミリに対して 1 つのミラーだけを指定できますが、エラーが発生したとき、他に複数のミラーを用意しておくと復元に関する問題をすばやく解決できる場合があります。損傷したメディア ボリュームは、別のミラーの対応するボリュームで代替できます。オフライン復元の場合は、メディア ファミリの数よりも少ない数のデバイスから復元できますが、各ファミリは一度しか処理されないことに注意してください。

WITH オプション

  • UNLOAD
    RESTORE 完了後に、テープの巻き戻しとアンロードを自動的に行うことを指定します。既定では、新しいユーザー セッションを開始すると UNLOAD が設定されます。UNLOAD の設定は、NOUNLOAD が指定されるまで有効です。このオプションはテープ デバイスに対してのみ使用できます。RESTORE にテープ以外のデバイスが指定されている場合、このオプションは無視されます。

  • NOUNLOAD
    RESTORE 完了後に、テープをテープ デバイスから自動的にアンロードしないことを指定します。NOUNLOAD の設定は、UNLOAD が指定されるまで有効です。

    RESTORE 完了後に、テープをテープ デバイスから自動的にアンロードしないことを指定します。NOUNLOAD の設定は、UNLOAD が指定されるまで有効です。

権限

すべてのユーザーが RESTORE REWINDONLY を使用できます。

説明

RESTORE REWINDONLY は、RESTORE LABELONLY FROM TAPE = <name> WITH REWIND の代わりに使用できます。sys.dm_io_backup_tapes 動的管理ビューを使用すると、開いているテープ ドライブの一覧を確認できます。