sp_changelogreader_agent (Transact-SQL)

ログ リーダー エージェントのセキュリティ プロパティを変更します。このストアド プロシージャは、パブリッシャ側でパブリケーション データベースについて実行されます。

セキュリティに関する注意セキュリティに関する注意

リモート ディストリビュータを使用するパブリッシャを構成する場合は、job_login および job_password を含め、すべてのパラメータの指定値がプレーン テキストとしてディストリビュータに送信されます。このストアド プロシージャを実行する前に、パブリッシャとそのリモート ディストリビュータ間の接続を暗号化する必要があります。詳細については、「SQL Server への接続の暗号化」を参照してください。

構文

sp_changelogreader_agent [ [ @job_login = ] 'job_login' ]
    [ , [ @job_password = ] 'job_password' ]
    [ , [ @publisher_security_mode = ] publisher_security_mode ]
    [ , [ @publisher_login = ] 'publisher_login' ]
    [ , [ @publisher_password = ] 'publisher_password' ] 
    [ , [ @publisher = ] 'publisher' ]

引数

  • [ @job_login= ] 'job_login'
    エージェントを実行するときの Windows アカウントのログインです。job_loginnvarchar(257) であり、既定値は NULL です。Microsoft SQL Server 以外のパブリッシャの場合、これは変更できません。

  • [ @job_password= ] 'job_password'
    エージェントを実行するときの Microsoft Windows アカウントのパスワードです。job_passwordsysname であり、既定値は NULL です。

    セキュリティに関する注意セキュリティに関する注意

    可能であれば、実行時にセキュリティ資格情報の入力を求めるメッセージをユーザーに対して表示します。スクリプト ファイルに資格情報を格納する場合は、不正アクセスを防ぐために、そのファイルをセキュリティで保護する必要があります。

  • [ @publisher_security_mode= ] publisher_security_mode
    パブリッシャに接続するときにエージェントが使用するセキュリティ モードです。publisher_security_modesmallint であり、既定値は NULL です。0 は SQL Server 認証を、1 は Windows 認証をそれぞれ指定します。

    セキュリティに関する注意セキュリティに関する注意

    可能な場合は、Windows 認証を使用します。

  • [ @publisher_login= ] 'publisher_login'
    パブリッシャに接続するときに使用するログインです。publisher_loginsysname であり、既定値は NULL です。publisher_security_mode0 の場合は、publisher_login を指定する必要があります。publisher_login が NULL で、publisher_security_mode1 である場合、パブリッシャに接続するときには job_login で指定される Windows アカウントが使用されます。

  • [ @publisher_password= ] 'publisher_password'
    パブリッシャに接続するときに使用するパスワードです。publisher_passwordsysname であり、既定値は NULL です。

    セキュリティに関する注意セキュリティに関する注意

    パスワードは空白のままにしないでください。複雑なパスワードを使用してください。可能であれば、実行時にセキュリティ資格情報の入力を求めるメッセージをユーザーに対して表示します。スクリプト ファイルに資格情報を格納する場合は、不正アクセスを防ぐために、そのファイルをセキュリティで保護する必要があります。

  • [ @publisher= ] 'publisher'
    パブリッシャの名前です。publishersysname であり、既定値は NULL です。このパラメータは SQL Server 以外のパブリッシャに対してのみサポートされます。

戻り値

成功した場合は 0 を、失敗した場合は 1 をそれぞれ返します。

説明

sp_changelogreader_agent は、トランザクション レプリケーションで使用します。

sp_changelogreader_agent は、ログ リーダー エージェントを実行するときの Windows アカウントを変更するために使用します。既存の Windows ログインのパスワードを変更したり、新しい Windows ログインおよびパスワードを指定したりできます。

エージェントのログインまたはパスワードを変更したら、エージェントを停止して再起動し、変更を反映させる必要があります。

権限

sp_changelogreader_agent を実行できるのは、固定サーバー ロール sysadmin または固定データベース ロール db_owner のメンバだけです。