テーブル別名の使用
テーブルに別名を指定すると、SELECT ステートメントは読みやすくなります。テーブル別名は、相関名または範囲変数とも呼ばれています。テーブル別名は、次に示すように、AS キーワードを付けても付けなくても割り当てることができます。
table_name AStable alias
table_name table_alias
次の例では、Customer に別名 c を割り当て、Store に別名 s を割り当てています。
USE AdventureWorks2008R2;
GO
SELECT c.CustomerID, s.Name
FROM Sales.Customer AS c
JOIN Sales.Store AS s
ON c.CustomerID = s.BusinessEntityID ;
テーブルに別名を割り当てた場合、Transact-SQL ステートメントでそのテーブルを明示的に参照するには、テーブル名ではなく別名を使用する必要があります。たとえば、次の SELECT では、テーブルに別名が割り当てられている場合にテーブル名を使用しているので、構文エラーが発生します。
SELECT Sales.Customer.CustomerID, /* Illegal reference to Sales.Customer. */
s.Name
FROM Sales.Customer AS c
JOIN Sales.Store AS s
ON c.CustomerID = s.BusinessEntityID ;