一括コピー操作の使用による行の追加
Microsoft SQL Server の一括コピー コンポーネントでは、次の操作がサポートされます。
複数の行をテーブルまたはビューに追加します。
テーブル、ビュー、またはクエリから大量の行を取得します。
一括コピーは、SQL Server に大量の行を追加するうえで、最も高速な方法です。一括コピー操作を実行するには、次の 3 つの方法があります。
一括コピー プログラム (bcp ユーティリティ) を使用します。
bcp はコマンド プロンプト ユーティリティです。bcp により、.bat スクリプトおよび .cmd スクリプトで一括コピーを実行できます。bcp は、大量のファイルを SQL Server データベース内のテーブルやビューに一括コピーするときに使用します。詳細については、「bcp ユーティリティを使用した一括データのインポートとエクスポート」を参照してください。
Transact-SQL バッチ、ストアド プロシージャ、およびトリガで BULK INSERT ステートメントを使用して、ファイルから SQL Server データベースのテーブルまたはビューにデータを一括インポートします。
BULK INSERT ステートメントは、クライアント上ではなく、サーバー上で SQL Server (MSSQLServer) サービスのコンテキストを使用して実行されます。一括コピーされるファイルもサーバー上にある場合、ネットワーク経由でデータが移動することはありません。詳細については、「BULK INSERT または OPENROWSET(BULK...) を使用した一括データのインポート」を参照してください。
INSERT ... SELECT * FROM OPENROWSET(BULK...) Transact-SQL ステートメントを使用して、データ ファイルから SQL Server テーブルへデータを一括インポートします。詳細については、「BULK INSERT または OPENROWSET(BULK...) を使用した一括データのインポート」および「OPENROWSET (Transact-SQL)」を参照してください。
OLE DB、ODBC、および DB-Library アプリケーションの一括コピー API を使用します。
bcp ユーティリティは、SQL Server ODBC ドライバの一括コピー関数を使用する ODBC コマンド プロンプト ユーティリティです。すべてのアプリケーションが、これらの公開された一括コピー関数を ODBC または DB-Library アプリケーションで使用して、一括コピー操作を実行できます。アプリケーションでは、ファイルから SQL Server テーブルまたはビューへの一括コピーを実行できます。また、プログラム変数から SQL Server テーブルまたはビューへの一括コピーを実行することもできます。OLE DB の一括コピーの詳細については、「一括コピー操作の実行」を参照してください。ODBC の一括コピーの詳細については、「一括コピー操作の実行 (ODBC)」を参照してください。