sysmergearticles (Transact-SQL)
ローカル データベースに定義されているマージ アーティクルごとに 1 行のデータを格納します。このテーブルは、パブリケーション データベース内に保存されます。
列名 |
データ型 |
説明 |
---|---|---|
name |
sysname |
アーティクルの名前。 |
type |
tinyint |
アーティクルの種類。次のいずれかになります。 10 = テーブル 32 = ストアド プロシージャ (スキーマのみ) 64 = ビューまたはインデックス付きビュー (スキーマのみ) 128 = ユーザー定義関数 (スキーマのみ) 160 = シノニム (スキーマのみ) |
objid |
int |
オブジェクトの識別子。 |
sync_objid |
int |
同期データセットを表すビューのオブジェクト ID。 |
view_type |
tinyint |
ビューの種類。 0 = ビュー以外。すべてのベース オブジェクトを使用します。 1 = パーマネント ビュー。 2 = 一時ビュー。 |
artid |
uniqueidentifier |
指定したアーティクルに対する一意の識別番号。 |
description |
nvarchar(255) |
アーティクルの簡単な説明。 |
pre_creation_command |
tinyint |
サブスクリプション データベースにアーティクルが作成されるときに実行される既定の操作。 0 = なし - サブスクライバに既にテーブルがある場合、操作は行われません。 1 = 削除 - テーブルを再作成する前に削除します。 2 = 削除 - サブセット フィルタの WHERE 句に基づいて、削除を実行します。 3 = 切り捨て - 2 と同じですが、行ではなくページを削除します。ただし、WHERE 句は使用しません。 |
pubid |
uniqueidentifier |
現在のアーティクルが属するパブリケーションの ID。 |
nickname |
int |
アーティクル識別用のニックネーム マップ。 |
column_tracking |
int |
アーティクルに対して列追跡が実装されているかどうかを示します。 |
status |
tinyint |
アーティクルの状態。次のいずれかになります。 1 = Unsynced - テーブルをパブリッシュする初期処理スクリプトは、次にスナップショット エージェントが実行されたときに実行されます。 2 = Active - テーブルをパブリッシュする初期処理スクリプトが実行されています。 5 = New_inactive - 追加されます。 6 = New_active - 追加されます。 |
conflict_table |
sysname |
現在のアーティクルに関する競合レコードが含まれているローカル テーブルの名前。このテーブルは情報用のみとして提供されており、その内容は、カスタム競合回避ルーチンを使用して変更や削除ができます。または、管理者が直接変更したり、削除することもできます。 |
creation_script |
nvarchar(255) |
アーティクルの作成スクリプト。 |
conflict_script |
nvarchar(255) |
アーティクルの競合スクリプト。 |
article_resolver |
nvarchar(255) |
アーティクルのカスタム行レベル競合回避モジュール。 |
ins_conflict_proc |
sysname |
conflict_table に競合を書き込むときに使用するプロシージャ。 |
insert_proc |
sysname |
同期化の際に行を挿入するため、既定の競合回避モジュールが使用するプロシージャ。 |
update_proc |
sysname |
同期化の際に行を更新するため、既定の競合回避モジュールが使用するプロシージャ。 |
select_proc |
sysname |
マージ エージェントがアーティクル用の列と行をロックおよび検索する場合に使用する、自動生成されるストアド プロシージャの名前。 |
metadata_select_proc |
sysname |
マージ レプリケーション システム テーブル内にあるメタデータへのアクセスで使用される、自動生成ストアド プロシージャの名前。 |
delete_proc |
sysname |
同期化の際に行を削除するため、既定の競合回避モジュールが使用するプロシージャ。 |
schema_option |
binary(8) |
schema_option でサポートされている値については、「sp_addmergearticle (Transact-SQL)」を参照してください。 |
destination_object |
sysname |
サブスクライバで作成されるテーブルの名前。 |
destination_owner |
sysname |
目的のオブジェクトの所有者名。 |
resolver_clsid |
nvarchar(50) |
カスタム競合回避モジュールの ID。 |
subset_filterclause |
nvarchar(1000) |
アーティクルのフィルタ句。 |
missing_col_count |
int |
見つからない列の数。 |
missing_cols |
varbinary(128) |
見つからない列のビットマップ。 |
excluded_cols |
varbinary(128) |
アーティクルがサブスクライバに送信されるときに、そのアーティクルから除外される列のビットマップ。 |
excluded_col_count |
int |
除外される列数。 |
columns |
varbinary(128) |
単に情報を示すためだけに特定されます。サポートされていません。将来の互換性は保証されません。 |
deleted_cols |
varbinary(128) |
ソース テーブルから削除された列のビットマップ。 |
resolver_info |
nvarchar(255) |
カスタム競合回避モジュールが要求する追加情報の記憶領域。 |
view_sel_proc |
nvarchar(290) |
マージ エージェントが、動的にフィルタ選択されたパブリケーションでアーティクルを最初に作成するとき、および任意のフィルタ選択されたパブリケーションで変更された行を列挙するときに使用するストアド プロシージャの名前。 |
gen_cur |
int |
アーティクルのベース テーブルへのローカルな変更に対して生成される番号。 |
vertical_partition |
int |
列のフィルタ選択がテーブル アーティクルで有効かどうかを示します。0 は、列方向のフィルタ選択を行わずに、すべての列をパブリッシュすることを示します。 |
identity_support |
int |
ID 範囲の自動処理が有効かどうかを示します。1 は ID 範囲の処理が有効であることを示し、0 は ID 範囲がサポートされていないことを示します。 |
before_image_objid |
int |
追跡テーブル オブジェクト ID。パブリケーションが @keep_partition_changes = true で作成されている場合、追跡テーブルには特定のキー列が含まれます。 |
before_view_objid |
int |
ビュー テーブルのオブジェクト ID。ビューが存在するテーブルでは、行の削除または更新前に、その行が特定のサブスクライバに属していたかどうかが追跡されます。@keep_partition_changes = true を指定してパブリケーションを作成した場合にのみ適用されます。 |
verify_resolver_signature |
int |
マージ レプリケーションで競合回避モジュールを使用する前に、デジタル署名を確認するかどうかを示します。 0 = 署名を確認しません。 1 = 信頼関係のある発行元の署名であるかどうかが確認されます。 |
allow_interactive_resolver |
bit |
アーティクルに対する対話型の競合回避モジュールの使用が有効かどうかを示します。1 は、対話型の競合回避モジュールをそのアーティクルで使用することを示します。 |
fast_multicol_updateproc |
bit |
1 つの UPDATE ステートメントで同じ行の複数の列に対して変更を適用するように、マージ エージェントが有効になっているかどうかを示します。 0 = 変更される列ごとに別々の UPDATE ステートメントを発行します。 1 = 1 つのステートメントで複数の列を更新する UPDATE ステートメントを発行します。 |
check_permissions |
int |
マージ エージェントがパブリッシャに変更を適用するときに確認されるテーブルレベル権限のビットマップ。check_permissions は次のいずれかの値になります。 0x00 = 権限は確認されません。 0x10 = サブスクライバ側で実行される INSERT をアップロードする前に、パブリッシャ側で権限をチェックします。 0x20 = サブスクライバ側で実行される UPDATE をアップロードする前に、パブリッシャ側で権限をチェックします。 0x40 = サブスクライバ側で実行される DELETE をアップロードする前に、パブリッシャ側で権限をチェックします。 |
maxversion_at_cleanup |
int |
メタデータがクリーンアップされる最上位世代。 |
processing_order |
int |
マージ パブリケーションにおけるアーティクルの処理順序。値 0 はアーティクルが順序付けられていないことを示し、アーティクルは最低値から最高値の順に処理されます。2 つのアーティクルの値が同じ場合、それらは同時に処理されます。詳細については、「マージ アーティクルの処理順序の指定」を参照してください。 |
upload_options |
tinyint |
クライアント サブスクリプションを使用したサブスクライバ側での更新に対する制限を定義します。次のいずれかの値になります。 0 = クライアント サブスクリプションを使用したサブスクライバ側での更新に制限はありません。すべての更新がパブリッシャにアップロードされます。 1 = クライアント サブスクリプションを使用したサブスクライバ側での更新は許可されますが、更新はパブリッシャにアップロードされません。 2 = クライアント サブスクリプションを使用したサブスクライバ側での更新は許可されません。 詳細については、「ダウンロード専用アーティクルを使用したマージ レプリケーションのパフォーマンス最適化」を参照してください。 |
published_in_tran_pub |
bit |
マージ パブリケーション内のアーティクルが、トランザクション パブリケーションでもパブリッシュされるかどうかを示します。 0 = アーティクルはトランザクション アーティクルではパブリッシュされません。 1 = アーティクルはトランザクション アーティクルでもパブリッシュされます。 |
lightweight |
bit |
単に情報を示すためだけに特定されます。サポートされていません。将来の互換性は保証されません。 |
procname_postfix |
nchar(32) |
単に情報を示すためだけに特定されます。サポートされていません。将来の互換性は保証されません。 |
well_partitioned_lightweight |
bit |
単に情報を示すためだけに特定されます。サポートされていません。将来の互換性は保証されません。 |
before_upd_view_objid |
int |
追加されます。 |
delete_tracking |
bit |
削除がレプリケートされるかどうかを示します。 0 = 削除はレプリケートされません。 1 = 削除はレプリケートされます。これはマージ レプリケーションに既定の動作です。 delete_tracking の値が 0 の場合、サブスクライバ側で削除した行はパブリッシャ側で手動で削除する必要があり、パブリッシャ側で削除した行はサブスクライバ側で手動で削除する必要があります。
注
値が 0 の場合、収束できなくなる可能性があります。
|
compensate_for_errors |
bit |
同期中にエラーが検出されたときに補正アクションが行われるかどうかを示します。 0 = 補正アクションは無効です。 1 = サブスクライバまたはパブリッシャで適用できない変更は、常に補正アクションによって元に戻されます。これはマージ レプリケーションに既定の動作です。
注
値が 0 の場合、収束できなくなる可能性があります。
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pub_range |
bigint |
パブリッシャの ID 範囲の大きさ。 |
range |
bigint |
調整の際にサブスクライバに割り当てられる、連続する ID 値の大きさ。 |
threshold |
int |
ID 範囲のしきい値のパーセンテージ。 |
stream_blob_columns |
bit |
バイナリ ラージ オブジェクト列をレプリケートするときにデータ ストリームの最適化が使用されるかどうかを示します。1 は、最適化が試行されることを示します。 |
preserve_rowguidcol |
bit |
レプリケーションで既存の rowguid 列が使用されるかどうかを示します。値 1 は、既存の ROWGUIDCOL 列が使用されることを示します。0 は、レプリケーションによって ROWGUIDCOL 列が追加されたことを示します。 |