SET STATISTICS TIME (Transact-SQL)

各ステートメントの解析、コンパイル、および実行に必要な時間をミリ秒単位で表示します。

トピック リンク アイコンTransact-SQL 構文表記規則

構文

SET STATISTICS TIME { ON | OFF }

説明

SET STATISTICS TIME が ON の場合、ステートメントの処理時間の統計が表示されます。OFF の場合、時間の統計は表示されません。

SET STATISTICS TIME は、解析時ではなく実行時に設定されます。

Microsoft SQL Server は、lightweight pooling 構成オプションを有効にしたときに起動されるファイバー モードでは正確な統計情報を提供できません。

sysprocesses テーブル内の cpu 列が更新されるのは、SET STATISTICS TIME が ON の状態でクエリが実行されたときだけです。SET STATISTICS TIME が OFF の場合は 0 が返されます。

この設定が ON であるか OFF であるかによって、SQL Server Management Studio の [現在の利用状況] の [プロセス情報] ビューにある CPU 列にも影響します。

権限

SET STATISTICS TIME を使用するには、Transact-SQL ステートメントを実行するための適切な権限が必要です。SHOWPLAN 権限は必要ありません。

詳細については、「プラン表示のセキュリティ」を参照してください。

次の例では、サーバーの実行、解析、コンパイルの時間を表示します。

USE AdventureWorks2008R2;
GO       
SET STATISTICS TIME ON
GO
SELECT * 
FROM Production.ProductCostHistory
WHERE StandardCost < 500.00;
GO
SET STATISTICS TIME OFF;
GO

次に結果セットを示します。

SQL Server parse and compile time: 
   CPU time = 0 ms, elapsed time = 1 ms.
SQL Server parse and compile time: 
   CPU time = 0 ms, elapsed time = 1 ms.

(269 row(s) affected)

SQL Server Execution Times:
   CPU time = 0 ms,  elapsed time = 2 ms.
SQL Server parse and compile time: 
   CPU time = 0 ms, elapsed time = 1 ms.