sp_helplogins (Transact-SQL)
各データベース内の、ログインおよびログインに関連するユーザーに関する情報を提供します。
構文
sp_helplogins [ [ @LoginNamePattern = ] 'login' ]
引数
- [ @LoginNamePattern = ] 'login'
ログイン名を指定します。login のデータ型は sysname で、既定値は NULL です。指定する場合、login は存在する必要があります。login を指定しない場合は、すべてのログインに関する情報が返されます。
リターン コード値
0 (成功) または 1 (失敗)
結果セット
最初のレポートには、次の表に示すとおり、指定した各ログインに関する情報が含まれます。
列名 |
データ型 |
説明 |
---|---|---|
LoginName |
sysname |
ログイン名。 |
SID |
varbinary(85) |
ログイン セキュリティ識別子 (SID)。 |
DefDBName |
sysname |
SQL Server インスタンスに接続するときに LoginName が使用する既定のデータベース。 |
DefLangName |
sysname |
LoginName が使用する既定の言語。 |
Auser |
char(5) |
Yes = LoginName に関連付けられたユーザー名がデータベースにあります。 No = LoginName に関連付けられたユーザー名はありません。 |
ARemote |
char(7) |
Yes = LoginName には関連付けられたリモート ログインがあります。 No = LoginName に関連付けられたログインはありません。 |
2 番目のレポートには、次の表に示すとおり、各ログインにマップされているユーザーに関する情報、およびログインのロール メンバシップが含まれています。
列名 |
データ型 |
説明 |
---|---|---|
LoginName |
sysname |
ログイン名。 |
DBName |
sysname |
SQL Server インスタンスに接続するときに LoginName が使用する既定のデータベース。 |
UserName |
sysname |
DBName 内で LoginName がマップされるユーザー アカウントと、DBName 内で LoginName がメンバとなっているロール。 |
UserOrAlias |
char(8) |
MemberOf = UserName はロールです。 User = UserName はユーザー アカウントです。 |
説明
ログインを削除する前に、ログインにマップされているユーザー アカウントを確認するには、sp_helplogins を使用します。
権限
securityadmin 固定サーバー ロールのメンバシップが必要です。
ログインにマップされているすべてのユーザー アカウントを確認するには、sp_helplogins を使用して、サーバー内のすべてのデータベースをチェックする必要があります。これを行うには、サーバーの各データベースに対して、少なくとも次のいずれか 1 つの条件を満たしている必要があります。
sp_helplogins を実行するユーザーに、データベースへのアクセス権がある。
データベースで guest ユーザー アカウントが有効になっている。
sp_helplogins でデータベースにアクセスできない場合、sp_helplogins では可能な限り多くの情報が返され、エラー メッセージ 15622 が表示されます。
例
次の例では、ログイン John に関する情報をレポートします。
EXEC sp_helplogins 'John'
GO
LoginName SID DefDBName DefLangName AUser ARemote
--------- -------------------------- --------- ----------- ----- -------
John 0x23B348613497D11190C100C master us_english yes no
(1 row(s) affected)
LoginName DBName UserName UserOrAlias
--------- ------ -------- -----------
John pubs John User
(1 row(s) affected)