Blocked Process Report イベント クラス
Blocked Process Report イベント クラスは、指定された時間より長い間タスクがブロックされていることを示します。このイベント クラスには、システム タスクやデッドロックを検出できないリソースを待機しているタスクは含まれません。
レポートが生成されるしきい値と頻度を構成するには、sp_configure コマンドを使用して、blocked process threshold オプションを構成します。これは秒単位で設定できます。既定では、ブロックされているプロセスのレポートは生成されません。blocked process threshold オプションの設定の詳細については、「blocked process threshold オプション」を参照してください。
Blocked Process Report イベント クラスによって返されるデータのフィルタ処理については、「トレース内のイベントにフィルタを適用する方法 (SQL Server Profiler)」、「トレース フィルタを設定する方法 (Transact-SQL)」、または「sp_trace_setfilter (Transact-SQL)」を参照してください。
Blocked Process Report イベント クラスのデータ列
データ列名 |
データ型 |
説明 |
列 ID |
フィルタの適用 |
---|---|---|---|---|
DatabaseID |
int |
ロックが取得されたデータベースの ID。ServerName データ列がトレースにキャプチャされ、サーバーが使用できる場合、SQL Server Profiler にデータベースの名前が表示されます。データベースに対応する値は、DB_ID 関数を使用して特定します。 |
3 |
可 |
Duration |
bigint |
プロセスがブロックされていた時間 (ミリ秒)。 |
13 |
可 |
EndTime |
datetime |
イベントが終了した時刻。この列は、SQL:BatchStarting や SP:Starting などの開始イベント クラスでは設定されません。 |
15 |
可 |
EventClass |
int |
イベントの種類 = 137。 |
27 |
不可 |
EventSequence |
int |
要求内の特定のイベントのシーケンス。 |
51 |
不可 |
IndexID |
int |
イベントの影響を受けるオブジェクトに付けられたインデックス用の ID。オブジェクトのインデックス ID を決定するには、sysindexes システム テーブルの indid 列を使用します。 |
24 |
可 |
IsSystem |
int |
イベントがシステム プロセスで発生したか、ユーザー プロセスで発生したかを示します。1 = システム、0 = ユーザーです。 |
60 |
可 |
LoginSid |
image |
ログイン ユーザーのセキュリティ ID 番号 (SID)。このイベントは必ずシステム スレッドから報告されます。IsSystem は 1、SID は sa です。 |
41 |
可 |
Mode |
int |
イベントが受け取った状態またはイベントが要求している状態。 0 = NULL 1 = Sch-S 2 = Sch-M 3 = S 4 = U 5 = X 6 = IS 7 = IU 8 = IX 9 = SIU 10 = SIX 11 = UIX 12 = BU 13 = RangeS-S 14 = RangeS-U 15 = RangeI-N 16 = RangeI-S 17 = RangeI-U 18 = RangeI-X 19 = RangeX-S 20 = RangeX-U 21 = RangeX-X |
32 |
可 |
ObjectID |
int |
ロックを取得したオブジェクトのシステム割り当て ID (使用可能かつ適用可能な場合)。 |
22 |
可 |
ServerName |
nvarchar |
トレースされている SQL Server のインスタンスの名前。 |
26 |
|
SessionLoginName |
nvarchar |
セッションを開始したユーザーのログイン名。たとえば、Login1 を使用して SQL Server に接続し、Login2 でステートメントを実行すると、SessionLoginName には Login1 が表示され、LoginName には Login2 が表示されます。この列には、SQL Server ログインと Windows ログインの両方が表示されます。 |
64 |
可 |
TextData |
ntext |
トレースでキャプチャされたイベント クラスに依存するテキスト値。 |
1 |
可 |
TransactionID |
bigint |
トランザクションにシステムが割り当てた ID。 |
4 |
可 |
関連項目