レッスン 13: 分析観点の作成
売上、製造、供給データなど、多数のサブジェクト領域が含まれるモデルでは、モデルの分析観点を作成すると、レポート ビルダーのユーザーに役立つ場合があります。分析観点とはモデルのサブセットで、分析観点を作成すると、モデル ユーザーがモデル内を移動しやすくなります。このレッスンでは、分析観点を作成してエンティティを追加し、さらに変更内容をレポート ビルダーで表示します。
分析観点を作成するには
ツリー ビューで、[モデル] を右クリックし、[新規作成] をポイントして [分析観点] をクリックします。
[分析観点の編集] ダイアログ ボックスで、[すべてクリア] をクリックします。
[Purchase Order Detail] エンティティを探し、チェック ボックスをオンにします。
[Purchase Order Header] と [Product] のチェック ボックスが、オンの状態でグレー表示されていることに注目してください。ここで [OK] をクリックすると、識別属性だけが分析観点に追加されます。この演習では、両方のエンティティの内容全体を分析観点に追加します。
Purchase Order Header エンティティのすべての属性を分析観点に追加するには、チェック ボックスをオフにして、もう一度オンにします。
Product エンティティを探し、チェック ボックスをオフにして、もう一度オンにします。
[OK] をクリックします。
これで、Product および Purchase Orders エンティティと、いくつかの関連するロールおよびエンティティが、新しい分析観点に含められました。
分析観点の名前を変更するには
新しい分析観点を表示するには、リスト ビューを最下部までスクロールします。
最後に表示されているアイテムは、NewPerspective という名前です。
[NewPerspective] を右クリックし、[名前の変更] をクリックします。
「Products and Purchases」と入力します。
[ファイル] メニューの [すべてを保存] をクリックします。
レポート モデルを配置するには
- [ビルド] メニューの [AdventureWorks2008R2 Model の配置] をクリックします。
レポート モデルの変更をレポート ビルダー 1.0 で表示するには
[レポート ビルダー] を起動します。
[作業の開始] ペインで、AdventureWorks2008R2 モデルを探します。
AdventureWorks2008R2 モデルの横に、プラス (+) 記号が新しく表示されていることに注目してください。
作成した分析観点を表示するには、このプラス記号をクリックします。
[Products and Purchases] を選択します。
[OK] をクリックします。
[エクスプローラー] ペインが表示されたら、Product、Purchase Order Detail、および Purchase Order Header エンティティが一覧表示されていることに注目してください。
[Product] エンティティをデザイン領域にドラッグします。
[エンティティ] ボックスで、[Purchase Order Details] を選択します。
[フィールド] ボックスで、[Total Received Qty] を選択し、このフィールドを Name フィールドの右側にドラッグします。
[フィールド] ボックスで、Purchase Order Details エンティティの一覧の下部に、Sum Fulfilled Qty と Fulfilled Qty が表示されていることに注目してください。Sum Fulfilled Qty は最上位で、その下に Fulfilled Qty が入れ子になっています。
[フィールド] ボックスで、[Sum Fulfilled Qty] を選択し、このフィールドを Total Received Qty フィールドの右側にドラッグします。
[レポート] ツール バーで、[レポートの実行] をクリックします。
マウス ポインターをレポートの周囲に移動すると、マウス ポインターの形状が変わります。Name、Total Received Qty、または Sum Fulfilled Qty 列内の任意の内容をクリックできます。
Sum Fulfilled Qty 列で、Decal 1 行の [62500] をクリックします。
Purchase Order Details クリックスルー レポートが表示されます。2 番目の Modified Data 列が表示されなくなり、Received Qty フィールドと Rejected Qty フィールドが追加されたことに注目してください。
レポート モデルの変更内容をレポート ビルダー (レポート ビルダー 1.0) で表示するには
レポート マネージャーで、[レポート ビルダー] をクリックします。
注 レポート ビルダー 3.0 のスタンドアロン バージョンを使用することもできます。
[新しいレポートまたはデータセット] ダイアログ ボックスで、[空のレポート]、[作成] の順にクリックします。
レポート データ ペインで、[新規作成] をクリックし、[データ ソース] をクリックします。
[データ ソースのプロパティ] ダイアログ ボックスで、[共有接続またはレポート モデルを使用する] がオンになっていることを確認し、[参照] をクリックします。
[データ ソースの選択] ダイアログ ボックスの [名前] テキスト ボックスに、「https://localhost/reportserver」を URL として入力し、[開く] をクリックします。
[Models] フォルダーを展開し、[AdventureWorks2008R2]、[開く] の順にクリックします。
[OK] をクリックします。
既定の名前 DataSource1 を持つデータ ソースが [レポート データ] ペインに追加されます。
[DataSource1] を右クリックします。
[データ ソース] オプションに [AdventureWorks2008R2] が指定されていることを確認し、[クエリ デザイナー] をクリックします。
[分析観点の選択] ダイアログ ボックスで、[Products and Purchases] を選択します。
[OK] をクリックします。
[エクスプローラー] ペインが表示されたら、Product、Purchase Order Detail、および Purchase Order Header エンティティが一覧表示されていることに注目してください。
[Product] エンティティをデザイン領域にドラッグします。
[エンティティ] ボックスで、[Purchase Order Details] を選択します。
[フィールド] ボックスで、[Total Received Qty] を選択し、このフィールドを Name フィールドの右側にドラッグします。
[フィールド] ボックスで、Purchase Order Details エンティティの一覧の下部に、Sum Fulfilled Qty と Fulfilled Qty が表示されていることに注目してください。Sum Fulfilled Qty は最上位で、その下に Fulfilled Qty が入れ子になっています。
[フィールド] ボックスで、[Sum Fulfilled Qty] を選択し、このフィールドを Total Received Qty フィールドの右側にドラッグします。
レポートを表示するには、[実行] をクリックします。
Sum Fulfilled Qty 列で、Decal 1 行の [62500] をクリックします。
Purchase Order Details クリックスルー レポートが表示されます。2 番目の Modified Data 列が表示されなくなり、Received Qty フィールドと Rejected Qty フィールドが追加されたことに注目してください。
注 レポート ビルダー 3.0 を使用してクリックスルー レポートを作成することはできません。ただし、レポート ビルダー 1.0 でクリックスルー レポートを作成した後に、レポート ビルダー 3.0 を使用してレポートを更新することはできます。
次の手順
これで、チュートリアル「モデル デザイナーでのレポート モデルの調整」を終了します。