SQLServerXADataSource クラス
内部で使用されている SQLServerXAConnection オブジェクトのファクトリを表します。
パッケージ : com.microsoft.sqlserver.jdbc
継承 : SQLServerConnectionPoolDataSource
実装 : javax.sql.XADataSource
構文
public class SQLServerXADataSource
解説
SQLServerXADataSource インターフェイスを実装するオブジェクトは、通常、JNDI (Java Naming and Directory Interface) を使用するネーム サービスに登録されます。
SQLServerXADataSource クラスは、分散 (XA) トランザクションで使用されるデータベース接続を提供します。SQLServerXADataSource クラスは、物理的な接続の接続プールもサポートしています。javax.sql パッケージで定義されている SQLServerXADataSource インターフェイスおよび SQLServerXAConnection インターフェイスは、SQL Server によって実装されます。
SQLServerXAConnection オブジェクトは、分散トランザクションに参加できるプール接続です。具体的には、SQLServerXAConnection が getXAResource メソッドを追加することで SQLServerPooledConnection インターフェイスを拡張します。このメソッドは、SQLServerXAResource オブジェクトを生成します。トランザクション マネージャーはこのオブジェクトを使用して、該当する接続で行われる処理を分散トランザクションの他の参加要素と調整できます。SQLServerXAConnection オブジェクトは SQLServerPooledConnection インターフェイスを拡張するものであるため、SQLServerPooledConnection オブジェクトのすべてのメソッドがサポートされます。これらは基になるデータ ソースへの再利用可能な物理的接続であり、JDBC アプリケーションに返される論理接続ハンドルを生成します。
SQLServerXAConnection オブジェクトは、SQLServerXADataSource オブジェクトによって生成されます。SQLServerConnectionPoolDataSource オブジェクトおよび SQLServerXADataSource オブジェクトは、いずれも JDBC アプリケーションから参照できるデータ ソース層の下に実装されるため、類似しています。このアーキテクチャを使用すると、SQL Server では、アプリケーションに対して透過的な方法で分散トランザクションをサポートできます。SQLServerXADataSource は、Microsoft 分散トランザクション コーディネーター (DTC) と統合して構成することで、真の分散トランザクション処理を提供できます。