サイト上のレポート サーバー アイテムに対する権限を設定する方法 (Reporting Services の SharePoint 統合モード)
既定のセキュリティ設定では必要なレベルのアクセスが提供されない場合は、新しい権限レベルを作成して、特定のレポート サーバー アイテムまたは処理に対するアクセスを提供できます。カスタム セキュリティ設定は、アクセスを特定のレポートに制限する場合に便利です。
権限レベルおよびグループを作成できるのはサイト所有者だけです。権限レベルは、サイト全体でグローバルに使用されます。新しい権限レベルを作成した場合、他のサイト所有者もその権限レベルを使用できるようになります。
ほとんどの権限は、親サイトから継承されます。特定のライブラリまたはアイテムに権限を割り当てた場合は、権限の継承が無効になるので、サイト階層のその分岐に関する権限管理に追加のオーバーヘッドが生じます。
権限は、レポート定義 (.rdl)、モデル (.smdl)、および共有データ ソース (.rsds) ファイルに対して設定できます。同じアイテムに対して、継承された権限と管理されている権限を組み合わせることはできません。権限を直接管理することを選択した場合、継承された権限は現在のアイテムに対して無効になります。後で権限の継承を再開する場合、[アクション] メニューの [権限の継承] を選択します。
モデル内のエンティティおよび分析観点に対する権限を設定するには、モデルに対するフル コントロール レベルの権限が必要です。フル コントロールには、サイト所有者とフル コントロール レベルの権限を持つ他の SharePoint グループに与えられるサイト レベルの権限である "権限の管理" が含まれます。特定のユーザーがモデル アイテム セキュリティを設定できるようにするには、権限の継承を無効にした後で、高度な権限 (たとえばフル コントロール) をモデル ファイル上のユーザーまたはグループに許可する必要があります。アイテム (たとえばライブラリ内のファイル) に対するフル コントロールを許可した場合、権限のスコープはそのアイテムであり、親や同じライブラリ内の他のアイテムには及びません。モデルに対する権限の管理権限が与えられたユーザーは、SharePoint サイトまたはモデル デザイナを介して、設定されたモデル アイテム セキュリティを使用できます。
レポート、モデル、またはデータ ソースに対して個別に権限を設定するには
まだライブラリが開いていない場合は、サイド リンク バーでライブラリの名前をクリックします。ライブラリの名前が表示されていない場合は、[すべてのサイト コンテンツの表示] をクリックし、ライブラリの名前をクリックします。
レポート、レポート モデル、または共有データ ソース ファイルをポイントします。
下矢印をクリックし、メニューの [権限の管理] をクリックします。
[アクション] メニューの [権限の編集] をクリックし、[OK] をクリックして操作を確定します。
そのファイルを使用する権限がないユーザーまたはグループに権限を与えるには、[新規作成] をクリックし、[ユーザーの追加] をクリックします。
既存のユーザーまたはグループの権限を削除または変更するには、まずユーザーまたはグループの横にあるチェック ボックスをオンにします。次に、[アクション] をクリックし、[ユーザー権限の削除] または [ユーザー権限の編集] をクリックします。
モデル アイテム セキュリティを有効にする権限を設定するには
サイトに対する "権限の管理権限" を持つアカウントを使用して、SharePoint サイトにログインします。
モデルが格納されているライブラリを開きます。
モデルをポイントします。
モデルの横にある下矢印をクリックし、[権限の管理] をクリックします。
[アクション] をクリックします。
[権限を編集] をクリックします。[OK] をクリックします。
[新規作成] をクリックします。
[ユーザーの追加] をクリックします。
[ユーザー/グループ] で、ユーザー アカウントを入力します。
[ユーザーへの権限の直接付与] を選択します。
[フル コントロール] をクリックします。
[OK] をクリックします。特定のモデルの権限の管理権限が与えられたユーザーは、モデルを開いて、モデル内の権限を編集できます。詳細については、「モデル アイテムに権限を設定する方法 (Reporting Services の SharePoint 統合モード)」を参照してください。