開発者ガイド (Reporting Services)
SQL ServerReporting Services には、独自のアプリケーションで活用できるいくつかのプログラミング インターフェイスが用意されています。Reporting Services の既存機能を使用して、カスタム レポート ツールと管理ツールを Web サイトや Windows アプリケーションに組み込むことができます。また、Reporting Services のプラットフォームを拡張することもできます。
Reporting Services プラットフォームの拡張には、データへのアクセス、レポート配信などに使用できる新しいコンポーネントとリソースの作成もあります。これらのコンポーネントとリソースは、組織内で Reporting Services を使用している企業に販売できます。
注意 |
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Reporting Services には、概要の把握に役立つプログラミング サンプルとチュートリアルが用意されています。詳細については、「Reporting Services のサンプル」および「開発者ガイド : チュートリアル (Reporting Services)」を参照してください。 |
このセクションの内容
アプリケーションへの Reporting Services の統合
Reporting Services を使用してレポート機能をカスタム アプリーションに統合する方法の概要です。レポート サーバーにアクセスするにあたり、どのような場合に直接的な URL アクセスを使用し、どのような場合に Web サービスを使用するかを説明します。レポート サーバー Web サービス
レポート サーバー Web サービスでは、レポート サーバーのすべての機能にアクセスできます。Web サービスは、HTTP に対して SOAP を使用し、クライアント プログラムとレポート サーバー間の通信インターフェイスとして動作するように設計されています。Web サービスとそのメソッドは、レポート サーバーの機能を提供するため、管理から実行までのレポートのライフ サイクルのあらゆる部分にカスタム ツールを作成できます。URL アクセス
Reporting Services では、レポートのナビゲーションおよび表示を行うためにすばやくかつ簡単なアクセス ポイントとして使用できる URL ベースの完全な要求セットをサポートします。このテクノロジをレポート サーバー Web サービスと組み合わせることにより、完全なレポート ソリューションをカスタム ビジネス アプリケーションに統合できます。Web ポータルの一部としてレポートを統合するとき、または Web ブラウザからレポートを表示するときに、URL アクセスが特に役立ちます。Reporting Services の拡張機能
Reporting Services のモジュール式アーキテクチャは、拡張性を考慮して設計されています。マネージ コード API を使用して、Reporting Services の多くのコンポーネントで使用される拡張機能を容易に開発、インストール、および管理できます。発展するビジネス ニーズに対応するために、Microsoft.NET Framework を使用してアセンブリを作成し、新しい Reporting Services の表示、セキュリティ、配信、およびデータ処理機能を追加できます。カスタム レポート アイテム
カスタム レポート アイテムを作成して RDL に機能を追加する方法または既存のコントロールの機能を拡張する方法について説明します。レポートでのカスタム アセンブリの使用
レポート定義内にコード参照を含めることによって、カスタム アセンブリとレポートを併用する方法について説明します。Reporting Services WMI プロバイダ
Reporting Services WMI プロバイダを使用して、レポート サーバーの配置を管理する方法について説明します。