sp_syscollector_update_collection_item (Transact-SQL)
ユーザー定義のコレクション アイテムのプロパティまたは名前の変更に使用されます。
構文
sp_syscollector_update_collection_item
[ [ @collection_item_id = ] collection_item_id ]
, [ [ @name = ] 'name' ]
, [ [ @new_name = ] 'new_name' ]
, [ [ @frequency = ] frequency ]
, [ [ @parameters = ] 'parameters' ]
引数
[ @collection\_item\_id = ] collection_item_id
コレクション アイテムを識別する一意な識別子を指定します。collection_item_id のデータ型は int で、既定値は NULL です。name が NULL の場合は必ず collection_item_id の値を指定する必要があります。[ @name = ] 'name'
コレクション アイテムの名前を指定します。name のデータ型は sysname で、既定値は NULL です。collection_item_id が NULL の場合は必ず name の値を指定する必要があります。[ @new\_name = ] 'new_name'
コレクション アイテムの新しい名前を指定します。new_name のデータ型は sysname で、使用する場合、空の文字列は指定できません。new_name は一意である必要があります。現在のコレクション アイテムの名前の一覧については、syscollector_collection_items システム ビューにクエリを実行します。
[ @frequency = ] frequency
このコレクション アイテムによってデータを収集する頻度を秒単位で指定します。frequency のデータ型は int で、既定値は 5 (指定できる最小値) です。[ @parameters = ] 'parameters'
コレクション アイテムの入力パラメータを指定します。parameters のデータ型は xml で、既定値は NULL です。parameters スキーマはコレクタ型のパラメータ スキーマと一致する必要があります。
リターン コードの値
0 (成功) または 1 (失敗)
説明
コレクション セットが非キャッシュ モードに設定されている場合、このモードではコレクション セットに指定されたスケジュールでデータ収集とアップロードが行われるため、頻度を変更しても無視されます。コレクション セットの状態を表示するには、次のクエリを実行します。<collection_item_id> は、更新するコレクション アイテムの ID に置き換えてください。
USE msdb;
GO
SELECT cs.collection_set_id, collection_set_uid, cs.name
,'is running' = CASE WHEN is_running = 0 THEN 'No' ELSE 'Yes' END
,'cache mode' = CASE WHEN collection_mode = 0 THEN 'Cached mode' ELSE 'Non-cached mode' END
FROM syscollector_collection_sets AS cs
JOIN syscollector_collection_items AS ci
ON ci.collection_set_id = cs.collection_set_id
WHERE collection_item_id = <collection_item_id>;
権限
このプロシージャを実行するには、(EXECUTE 権限を持つ) dc_admin または dc_operator 固定データベース ロールのメンバシップが必要です。dc_operator ロールのメンバがこのストアド プロシージャで更新できるのは、その権限で変更できるプロパティに限られます。次のプロパティについては、dc_admin のみ変更できます。
@new\_name
@parameters
例
次の例は、sp_syscollector_create_collection_item (Transact-SQL) の例で作成したコレクション アイテムに基づいています。
A. 収集頻度を変更する
次の例では、指定したコレクション アイテムの収集頻度を変更します。
USE msdb;
GO
EXEC sp_syscollector_update_collection_item
@name = N'My custom TSQL query collector item',
@frequency = 3000;
GO
B. コレクション アイテムの名前を変更する
次の例では、コレクション アイテムの名前を変更します。
USE msdb;
GO
EXEC sp_syscollector_update_collection_item
@name = N'My custom TSQL query collector item',
@new_name = N'My modified TSQL item';
GO
C. コレクション アイテムのパラメータを変更する
次の例では、コレクション アイテムに関連付けられているパラメータを変更します。<Value> 属性内で定義されているステートメントを変更し、UseSystemDatabases 属性を false に設定します。このアイテムの現在のパラメータを表示するには、syscollector_collection_items システム ビューの parameters 列にクエリを実行します。@collection_item_id の値の変更が必要になる場合があります。
USE msdb;
GO
EXEC sp_syscollector_update_collection_item
@collection_item_id = 9,
@parameters = '
<ns:TSQLQueryCollector xmlns:ns="DataCollectorType">
<Query>
<Value>SELECT * FROM sys.dm_db_index_usage_stats</Value>
<OutputTable>MyOutputTable</OutputTable>
</Query>
<Databases>
<Database> UseSystemDatabases = "false"
UseUserDatabases = "true"</Database>
</Databases>
</ns:TSQLQueryCollector>';
GO