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大きなデータの処理

Microsoft SQL Server 2005 JDBC Driver Version 1.2 以降では、サーバー カーソルのオーバーヘッドを伴うことなく各種の大きな値のデータを取得できるアダプティブ バッファリングがサポートされます。Microsoft SQL Server JDBC Driver でアダプティブ バッファリングを使用すると、ステートメントの実行結果を SQL Server から取得する処理が、すべて一度にではなく、アプリケーションの必要に応じて行われます。また、アプリケーションからアクセスできなくなった結果は、ドライバによって直ちに破棄されます。

Microsoft SQL Server 2005 JDBC Driver Version 1.2 のバッファリング モードの既定値は "full" でした。アプリケーションで、接続プロパティを使用するか、SQLServerStatement オブジェクトの setResponseBuffering メソッドを使用して、"responseBuffering" 接続プロパティを "adaptive" に設定しなかった場合、結果全体を一度に読み取るという動作になっていました。アダプティブ バッファリングの動作を実現するためには、アプリケーションで明示的に "responseBuffering" 接続プロパティを "adaptive" に設定する必要がありました。

Microsoft SQL Server JDBC Driver Version 2.0 以降では、バッファリング モードの既定値が adaptive に設定されており、必要に応じて最小限のデータが JDBC ドライバによってバッファリングされます。アダプティブ バッファリングの使用方法の詳細については、「アダプティブ バッファリングの使用」を参照してください。

このセクションのトピックでは、SQL Server データベースから大きな値のデータを取得するための、さまざまな方法について説明します。

このセクションの内容

トピック 説明

大きなデータを読み取るサンプル

SQL ステートメントを使用して大きな値のデータを取得する方法について説明します。

ストアド プロシージャで大きなデータを読み取るサンプル

大きな CallableStatement OUT パラメータ値を取得する方法について説明します。

大きなデータを更新するサンプル

データベース内の大きな値のデータを更新する方法について説明します。

参照

その他の技術情報

サンプル JDBC Driver アプリケーション