データ変更の追跡
アプリケーションの効率を高めるには、データベースで変更されたデータにクエリを実行できることが重要な要件になる場合があります。一般に、データ変更を確認するには、アプリケーション開発者がトリガ、timestamp 列、および追加のテーブルを組み合わせて使用することで、カスタムの追跡方法をアプリケーションに実装する必要がありました。通常、このようなアプリケーションを作成するには実装に非常に手間がかかり、スキーマの更新も必要になり、多くの場合、パフォーマンスのオーバーヘッドが増加します。
SQL Server 2008 では、次のような新しいテクノロジが導入されています。これらのテクノロジを使用すると、アプリケーション開発者はデータ変更を追跡して、変更されたデータにのみアプリケーションからクエリを実行できるようになります。
変更データ キャプチャ
変更の追跡
このセクションの内容
変更データ キャプチャと変更の追跡の比較
変更データ キャプチャと変更の追跡を比較します。変更データ キャプチャ
変更データ キャプチャ プロセスについて説明し、変更データ キャプチャを構成、管理、および使用する方法を示します。変更の追跡
変更の追跡を使用する利点について説明し、変更の追跡を構成、管理、および使用する方法を示します。