SQL Server の構成 - 照合順序
SQL Server インストール ウィザードの [サーバーの構成 - 照合順序] ページでは、データベース エンジンおよび Analysis Services で並べ替えに使用される照合順序の設定を変更できます。インストールされている別の SQL Server、または別のコンピュータと照合順序設定を一致させるにはこのオプションを選択します。
オプション
SQL Server および Analysis Services のカスタマイズ
SQL Server の照合順序には、Windows 照合順序と SQL Server 照合順序という 2 種類のグループがあります。データベース エンジンおよび Analysis Services に異なる照合順序の設定を指定できます。また、両方に同じ照合順序を指定することもできます。既定では、英語 (米国) システム ロケールには SQL Server 照合順序が選択されます。SQL Server の他言語バージョンの既定の照合順序は、使用しているコンピュータの Windows システム ロケール設定によって決まります。詳細については、「SQL Server 照合順序の使用」を参照してください。
既定の設定は、このインストール済み SQL Server の照合順序の設定を別の SQL Server インスタンスで使用される照合順序の設定に一致させる必要がある場合、または別のコンピュータの Windows システム ロケールに一致させる必要がある場合にのみ、変更するようにします。
注 Analysis Services は Windows 照合順序のみを使用します。Analysis Services のインストールを予定する場合は、SQL Server のセットアップ時に Windows 照合順序を選択して、SQL Server データベース エンジンと Analysis Services で一貫した結果が得られるようにしてください。
詳細については、「セットアップでの照合順序の設定」を参照してください。
ベスト プラクティス
SQL Server セットアップで使用される Windows システム ロケールと、それに対応する既定の照合順序の一覧表は、「セットアップでの照合順序の設定」を参照してください。
可能であれば、組織で単一の照合順序を使用してください。そうすれば、データベース、列、式、または識別子ごとに照合順序を明示的に指定する必要はなくなります。複数の照合順序とコード ページ設定を操作する必要がある場合は、照合順序の優先順位の規則を考慮してクエリを作成します。詳細については、オンライン ブックの「照合順序の優先順位 (Transact-SQL)」を参照してください。
SQL Server の照合順序を選択する場合は、次の推奨設定を考慮してください。
バイナリ コード ポイント順が使用できる場合は、バイナリ 2 照合順序を選択します。
データ型間の比較で一貫性を保つには、Windows 照合順序を選択します。
言語の並べ替えのサポートを向上するには、新しい 100 レベルの照合順序を使用します。詳細については、「照合順序と Unicode のサポート」を参照してください。
アップグレード済みの SQL Server インスタンスにデータベースを移行する場合は、データベースの既存の照合順序と一致する照合順序を選択します。