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FILESTREAM が有効なデータベースを作成する方法

このトピックでは、FILESTREAM をサポートするデータベースを作成する方法について説明します。FILESTREAM は特殊なファイル グループを使用するので、データベースの作成時に少なくとも 1 つのファイル グループに対して CONTAINS FILESTREAM 句を指定する必要があります。

FILESTREAM が有効なデータベースを作成するには

  1. SQL Server Management Studio で、[新しいクエリ] をクリックしてクエリ エディタを表示します。

  2. 次の例からクエリ エディタに Transact-SQL コードをコピーします。この Transact-SQL コードによって、アーカイブと呼ばれる FILESTREAM が有効なデータベースが作成されます。

    注意注意

    このスクリプトでは、ディレクトリ C:\Data が存在している必要があります。

  3. データベースを構築するには、[実行] をクリックします。

使用例

次のコード例では、Archive という名前のデータベースを作成します。このデータベースは、PRIMARY、Arch1、FileStreamGroup1 という 3 つのファイル グループを含んでいます。PRIMARY と Arch1 は、FILESTREAM データを含むことのできない通常のファイル グループです。FileStreamGroup1 は、FILESTREAM ファイル グループです。

CREATE DATABASE Archive 
ON
PRIMARY ( NAME = Arch1,
    FILENAME = 'c:\data\archdat1.mdf'),
FILEGROUP FileStreamGroup1 CONTAINS FILESTREAM( NAME = Arch3,
    FILENAME = 'c:\data\filestream1')
LOG ON  ( NAME = Archlog1,
    FILENAME = 'c:\data\archlog1.ldf')
GO

FILESTREAM ファイル グループに対しては、FILENAME がパスを参照します。最後のフォルダまでのパスは存在する必要があり、最後のフォルダは存在してはいけません。この例では、c:\data が存在する必要があります。ただし、CREATE DATABASE ステートメントを実行するときに filestream1 サブフォルダが存在してはいけません。構文の詳細については、「CREATE DATABASE (Transact-SQL)」を参照してください。

上の例を実行すると、c:\Data\filestream1 フォルダに filestream.hdr ファイルと $FSLOG フォルダが作成されます。filestream.hdr ファイルは、FILESTREAM コンテナのヘッダー ファイルです。

重要な注意事項重要

filestream.hdr ファイルは、重要なシステム ファイルです。このファイルには、FILESTREAM ヘッダー情報が含まれています。このファイルを削除したり変更したりしないでください。

既存のデータベースに対しては、ALTER DATABASE ステートメントを使用して FILESTREAM ファイル グループを追加できます。