次の方法で共有


Teradata データ ソースからデータを取得する方法

Teradata リレーショナル データベースのデータをレポートまたはレポート モデルで使用するには、Teradata データ ソースを定義する必要があります。データ ソースを定義する場合、クライアント コンピュータからデータ ソースにアクセスできるように接続文字列と資格情報を指定する必要があります。

注意注意

Teradata データ ソースに接続するには、システム管理者がレポート作成クライアントとレポート サーバーに正しいバージョンの .NET Data Provider for Teradata をインストールしておく必要があります。詳細については、「データ ソースへの接続 (Reporting Services)」を参照してください。

次の一覧は、レポート サーバー プロジェクトでの Teradata データベースの操作に適用されます。

  • 単一のレポートで使用するように埋め込みデータ ソースの定義を作成することも、複数のレポートで使用できる共有データ ソースの定義を作成することもできます。このトピックでは、埋め込みデータ ソースを作成する手順について説明します。共有データ ソースの詳細については、「共有データ ソースと埋め込みデータ ソース」および「共有データ ソースの作成、変更、および削除」を参照してください。

  • Teradata データ ソース定義を作成したら、1 つまたは複数のデータセットを作成できます。データセットを作成すると、そのデータセットの名前がデータ ソースの下のノードとしてレポート データ ペインに表示されます。詳細については、「Business Intelligence Development Studio でのレポート デザイナの操作」を参照してください。

  • レポートをパブリッシュした後、レポートをレポート サーバーで実行するときに、データを取得するための権限が有効であるように、データ ソースの資格情報を変更することが必要になる場合があります。

次の一覧は、レポート モデル プロジェクトでの Teradata データベースの操作に適用されます。

  • レポート モデル プロジェクトでは、データ ソース ウィザードを使用してデータ ソース定義を作成できます。

  • Teradata データ ソース定義を作成したら、データ ソース ビューを作成できます。詳細については、「Teradata ベースのレポート モデルの作成と使用」を参照してください。

.NET Managed Provider for Teradata データ処理拡張機能を使用する埋め込みデータ ソースを作成するには

  1. レポート データ ペインのツール バーで、[新規作成][データ ソース] の順にクリックします。

  2. [データ ソースのプロパティ] ダイアログ ボックスの [名前] ボックスに名前を入力するか、既定の名前を受け入れます。

  3. [埋め込み接続] が選択されていることを確認します。

  4. [型] ボックスの一覧から [TERADATA] を選択します。

  5. Teradata データ ソースに使用する接続文字列を指定します。

    注意注意

    データ ソースへの接続に使用する接続情報および資格情報については、データベース管理者に問い合わせてください。次の接続文字列の例では、IP アドレスで指定したサーバー上の Teradata データベースを指定しています。

    Data Source=<IP Address>

  6. [資格情報] をクリックします。

  7. データ ソースへの接続に使用する資格情報を設定します。詳細については、「レポート データ ソースに関する資格情報と接続情報の指定」を参照してください。

  8. [OK] をクリックします。

    データ ソースがレポート データ ペインに表示されます。

Teradata データ ソースのデータセットを作成するには

  1. レポート データ ペインで、Teradata データ ソースに接続するデータ ソースの名前を右クリックし、[データセットの追加] をクリックします。

  2. [データセットのプロパティ] ダイアログ ボックスの [クエリ] ページにある [名前] ボックスに名前を入力するか、既定の名前を受け入れます。

  3. 手順 1. で右クリックしたデータ ソースの名前が [データ ソース] ボックスに表示されていることを確認します。

  4. [クエリの種類] ボックスで、[テキスト] が選択されていることを確認します。Teradata データベースでサポートされているモードは [テキスト] のみです。

  5. [クエリ デザイナ] をクリックして、テキストベースのクエリ デザイナを開きます。

  6. クエリ ペインで Transact-SQL コマンドを入力します。

    または、クエリを貼り付けるか、ファイルや別のレポートから既存の Transact-SQL クエリをインポートすることもできます。詳細については、「テキスト ベースのクエリ デザイナのユーザー インターフェイス」を参照してください。

  7. [クエリの実行] (!) をクリックしてクエリを実行し、結果セットを表示します。

  8. [OK] をクリックします。

    データセットとそのフィールド コレクションがレポート データ ペインのデータ ソース ノードの下に表示されます。

Teradata データベースからレポート モデルのデータ ソースを作成するには

  1. ソリューション エクスプローラのレポート モデル プロジェクトで、データ ソースを右クリックし、[新しいデータ ソースの追加] をクリックします。[データ ソース ウィザード] ダイアログ ボックスが表示されます。

  2. [次へ] をクリックします。[接続の定義方法を選択します] ページが表示されます。

  3. [新規作成] をクリックします。[接続マネージャ] ダイアログ ボックスが表示されます。

  4. [プロバイダ] のボックスの一覧から Teradata のデータ プロバイダを選択します。たとえば、[.NET Data Provider for Teradata] を選択します。

    注意注意

    以下の手順で、入力する情報がわからない場合は、システム管理者に問い合わせてください。

  5. [サーバー名] ボックスにサーバーの IP アドレスを入力します。

  6. [ログイン詳細][ユーザー名][パスワード] に、前の手順で指定したサーバーにアクセスできる名前とパスワードを入力します。

  7. [すべて] をクリックします。接続プロパティがグリッドに表示されます。

  8. [データ辞書] で、次の 3 つの値を入力します。

    1. データベース。 データベースの名前を入力します。

    2. **既定のデータベースに限定する。**True に設定します。

    3. **X ビューを使用する。**False に設定します。

    注意注意

    これらの設定により、データ ソース ビューが既定のデータベースに限定され、データ検索時間が向上します。これらの設定を適用しなかった場合は、そのデータ ソース サーバーでアクセス権のあるスキーマがすべて取得されます。これらの設定の詳細については、Teradata から入手できる .NET Framework Data Provider for Teradata のサードパーティ マニュアルを参照してください。

  9. [OK] をクリックします。

  10. [接続の定義方法を選択します] ページで [次へ] をクリックします。

  11. [データ ソース名] に名前を入力するか、既定の名前を受け入れます。

  12. [完了] をクリックします。

    レポート データ ペインのデータ ソース フォルダの下に、新しいデータ ソースが表示されます。これで、Teradata データベースのデータ ソース ビューの作成を開始できます。詳細については、「Teradata ベースのレポート モデルの作成と使用」を参照してください。