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ゲージでの要素の配置 (レポート ビルダ 2.0)

ゲージ パネルは、1 つ以上のゲージを格納するトップレベルのコンテナです。このゲージのすぐ外側をクリックすると、[ゲージ パネルのプロパティ] ダイアログ ボックスが表示されます。各ゲージには、ゲージ スケール、ゲージ範囲、およびゲージ ポインタなどの複数のゲージ要素が含まれます。ゲージを使用する際は、これらの要素のサイズと位置を変更するために、ゲージ パネルでの要素の測定方法を理解しておく必要があります。

サイズおよび位置の測定について

ゲージでのサイズおよび位置の測定はすべて、その親要素の割合として計算されます。親要素の幅と高さの値が異なる場合、ゲージ要素のサイズはこの 2 つの値の小さい方の値の割合として計算されます。たとえば、線形ゲージでは、すべてのポインタの測定は、線形ゲージの幅または高さのいずれか小さい方の割合として計算されます。

また、位置の測定も、座標系を使用して、位置の親要素の割合として計算されます。この座標系の原点は、左上隅にあり、X 軸は右方向を指し、Y 軸は下方向を指します。座標の値は、範囲が 0 ~ 100 で、すべての測定はパーセンテージで表されます。たとえば、線形ゲージの X 位置と Y 位置がそれぞれ 50 に設定されている場合、線形ゲージはゲージ パネルの中央に位置していることになります。

ゲージ パネル内の複数のゲージの配置

既にゲージが存在するゲージ パネルに新しいゲージを追加するには、2 つの方法があります。1 つは、最初のゲージの子として新しいゲージを追加する方法で、もう 1 つは、最初のゲージに隣接して別のゲージを追加する方法です。

ゲージ パネルに新しいゲージが追加されると、ゲージ パネル内の他のすべてのゲージと均等な割合でサイズと位置が変更されます。たとえば、既に 1 つの放射状ゲージが存在するゲージ パネルに 1 つの放射状ゲージを追加すると、それぞれがパネルの半分のサイズに適合するように 2 つのパネルのサイズが自動的に変更されます。

既にゲージが存在するゲージ パネルに新しいゲージを追加することができます。これを行うには、ゲージ パネル上の任意の場所で右クリックし、[新規ゲージの追加] にカーソルを合わせ、[子] を選択します。[ゲージの種類の選択] ダイアログ ボックスが表示されます。新しいゲージが子として追加されるとき、次の 2 つの方法のいずれかで追加されます。放射状ゲージでは、子ゲージは既に存在するゲージの左上隅に配置されます。線形ゲージでは、子ゲージは既に存在するゲージの中央に配置されます。位置プロパティを使用して、親ゲージを基準に子ゲージを配置します。その他のすべての要素と同様に、位置の測定は親要素の割合として計算されます。詳細については、「[全般] ([放射状ゲージのプロパティ] ダイアログ ボックス) (レポート ビルダ 2.0)」および「[全般] ([線形ゲージのプロパティ] ダイアログ ボックス) (レポート ビルダ 2.0)」を参照してください。

ゲージのスケール ラベルとゲージ範囲の配置

ゲージ スケールには、ラベルの位置を決定する 2 つのプロパティがあります。ラベルをスケール バーの内側、外側、またはスケール バーと交差するように表示するかどうかを指定するには、ゲージ スケールの [位置] プロパティを設定します。また、[スケールからの距離] プロパティで数値を指定することもできます。このプロパティでは、ラベルの位置を決定する際に位置を示す値から加算または減算する単位数を指定します。たとえば、[位置] が [外側] に設定され、[スケールからの距離] を 10 に設定した場合、ラベルはゲージ スケールの外縁から 10 単位の場所に配置されます。このとき、1 単位は次の値のいずれかになります。

  • 放射状ゲージのゲージの直径の 1%。

  • 線形ゲージのゲージの高さまたは幅の最小値の 1%。

[位置] プロパティおよび [スケールからの距離] プロパティもゲージ範囲に適用されます。

線形ゲージの縦横比の維持

放射状ゲージでは、円形のフォームを前提とするため、通常、このゲージの種類では幅と高さで同じ値が維持されます。一方、線形ゲージでは、四角形のフォームを前提とするため、通常、幅と高さの比率が均一ではありません。ゲージの縦横比によって、ゲージのサイズが変更されたときに維持する必要がある幅と高さの比率が決定します。たとえば、この値が 2 に設定されると、ゲージのサイズをどのように変更した場合でも、ゲージの幅が高さの 2 倍になります。縦横比を設定するには、[線形ゲージのプロパティ] ダイアログ ボックスの AspectRatio プロパティを設定します。