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Analysis Services キューブ (MDX) からデータを取得する方法 (レポート ビルダ 2.0)

Analysis Services キューブのデータをレポートで使用するには、Analysis Services データ ソースを定義し、1 つ以上のレポート データセットを作成する必要があります。データ ソースを定義する場合、クライアント コンピュータからデータ ソースにアクセスできるように接続文字列と資格情報を指定する必要があります。

単一のレポートで使用するように埋め込みデータ ソースの定義を作成することも、複数のレポートで使用できる共有データ ソースの定義を作成することもできます。このトピックでは、埋め込みデータ ソースを作成する手順について説明します。共有データ ソースの詳細については、「埋め込みデータ ソースと共有データ ソース (レポート ビルダ 2.0)」および「埋め込みデータ ソースの作成、変更、および削除 (レポート ビルダ 2.0)」を参照してください。

Analysis Services データ ソースを作成したら、1 つ以上のデータセットを作成できます。Multidimensional Expression (MDX) クエリ デザイナを使用して MDX クエリを作成します。詳細については、「Analysis Services の MDX クエリ デザイナのユーザー インターフェイス (レポート ビルダ 2.0)」を参照してください。

レポートをパブリッシュした後、レポートをレポート サーバーで実行するときに、データを取得するための権限が有効であるように、データ ソースの資格情報を変更することが必要になる場合があります。

埋め込み Microsoft SQL Server Analysis Services データ ソースを作成するには

  1. レポート データ ペインのツール バーで、[新規作成][データ ソース] の順にクリックします。

  2. [データ ソースのプロパティ] ダイアログ ボックスの [名前] ボックスに名前を入力するか、既定の名前を受け入れます。

  3. [埋め込み接続] が選択されていることを確認します。

  4. [種類] ボックスの一覧で、[Microsoft SQL Server Analysis Services] を選択します。

  5. Analysis Services データ ソースに使用する接続文字列を指定します。

    データ ソースに接続するときに使用する接続情報および資格情報については、データベース管理者に問い合わせてください。ローカル クライアント上の AdventureWorksDW データベースを指定する接続文字列の例を次に示します。

    Data Source=localhost;Initial Catalog=AdventureWorksDW
    
  6. [資格情報] をクリックします。

    データ ソースへの接続に使用する資格情報を設定します。詳細については、「レポート データ ソースの資格情報の指定 (レポート ビルダ 2.0)」を参照してください。

    注意注意

    データ ソース接続をテストするには、接続文字列のテキスト ボックスの横にある [編集] をクリックします。[接続プロパティ] ダイアログ ボックスで、[接続テスト] をクリックします。テストが成功すると、"接続テストに成功しました。" というメッセージが表示されます。テストが失敗すると、その原因に関する詳しい情報を記載した警告メッセージが表示されます。

  7. [OK] をクリックします。

    データ ソースがレポート データ ペインに表示されます。

Microsoft SQL Server Analysis Services データ ソースのデータセットを作成するには

  1. レポート データ ペインで、Analysis Services データ ソースに接続するデータ ソースの名前を右クリックし、[データセットの追加] をクリックします。[データセットのプロパティ] ダイアログ ボックスの [クエリ] ページが表示されます。

  2. [名前] ボックスに名前を入力するか、既定の名前をそのまま使用します。

  3. 選択したデータ ソースが [データ ソース] ボックスに表示されていることを確認します。

  4. [クエリの種類][テキスト] が選択されていることを確認します。[クエリ デザイナ] をクリックし、グラフィカル クエリ デザイナを開き、クエリを対話形式で作成します。詳細については、「Analysis Services の MDX クエリ デザイナのユーザー インターフェイス (レポート ビルダ 2.0)」を参照してください。

    また、クエリをクリップボードからクエリ ペインに直接貼り付けるか、別のレポートから既存の MDX クエリをインポートすることもできます。既存のクエリをインポートするには、[インポート] をクリックしてから、MDX クエリを含んだ .rdl ファイルに移動します。.mdx ファイルからのクエリのインポートはサポートされていません。

  5. クエリを作成し実行した後、サンプルの結果を表示するには [OK] をクリックします。[OK] をクリックします。 

  6. [OK] をクリックします。

    データセットとそのフィールド コレクションがレポート データ ペインのデータ ソース ノードの下に表示されます。