Share via


画像の追加 (レポート ビルダ 2.0)

画像は、レポート内に埋め込まれている画像、データベースに格納されている画像、レポート サーバー上に保存されている画像、または Web 上の他の場所に格納されている画像への参照を保持するレポート アイテムです。画像には、ロゴやピクチャ、または行データとして繰り返し使用されるピクチャを使用できます。画像は、任意のレポート アイテムの背景としても使用できます。

サーバーベースの画像やその他の外部の画像をレポートで使用している場合は、この画像アイテムにはレポート サーバー上または Web 上の任意の場所にある画像を指すパスが含まれます。ただし、埋め込み画像を使用する場合は、画像データをレポート定義内に格納し、別ファイルとしては保持しません。

サーバーベースの画像は、複数のレポートや Web ページで共有されるロゴや静的ピクチャに適しています。埋め込み画像を使用した場合は、常に確実に画像がレポートで利用できるようになりますが、共有はできません。外部の画像を使用しているレポート定義の方が、埋め込み画像を使用しているレポート定義よりもサイズが小さくなります。

また、データバインド画像は、データベースに格納されているバイナリ データからも表示できます。たとえば、製品一覧で製品名と合わせて表示されるピクチャはデータベース画像です。

レポートに対して画像を使用可能にすることは、レポートのレイアウトに画像を追加することと同じではありません。レポートに画像を追加するには、画像レポート アイテムを [挿入] タブからレポート デザイン画面にドラッグします。レポートでの画像のレンダリング方法を制御するには、[画像のプロパティ] ダイアログ ボックスを使用します。

レポートへの画像の追加については、「画像を追加する方法 (レポート ビルダ 2.0)」を参照してください。

埋め込み画像

レポートに画像を埋め込み、すべての画像データがレポート定義内に格納されるようにすることができます。画像を埋め込む場合は、レポート ビルダ 2.0 により、画像が MIME でエンコードされ、テキストとしてレポート定義に格納されます。埋め込み画像を使用すると、常に確実に画像がレポートで利用できるようになりますが、レポート定義のサイズが大きくなります。

画像の埋め込みについては、「レポートに画像を埋め込む方法 (レポート ビルダ 2.0)」を参照してください。

外部の画像

画像に URL を指定することにより、レポートに格納された画像を含めることができます。レポートで外部の画像を使用する場合、画像ソースは External に設定され、この画像の値は画像に対する URL アドレスになります。ネイティブ モード用に構成されているレポート サーバー上の画像の場合は、相対パスを指定します。相対パスは、たとえば「/images/image1.jpg」のように指定します。

SharePoint 統合モードで構成されているレポート サーバーにパブリッシュされた画像、または Web 上の他の任意の場所にある画像の場合は、完全修飾 URL を指定します。たとえば、「http://<SharePointservername>/<site>/Documents/images/image1.jpg」のように指定します。

レポート ビルダでレポートを実行すると、ユーザーの資格情報を使用して画像が表示されます。レポート サーバーでレポートを実行する場合、画像にアクセスするための十分なサーバー資格情報がないとレポートの画像を表示することはできません。その場合は、システム管理者に問い合わせてください。

背景画像

画像は、レポート本文や四角形、テキスト ボックス、一覧、マトリックス、表の背景画像としても使用できます。背景画像と画像には、同じようなプロパティがあります。アイテムの背景を埋めるために、画像を繰り返す方法も指定できます。

注意注意

HTML 表示拡張機能などのいくつかの表示拡張機能では、レポート本文用の背景画像が本文、ページ ヘッダー、ページ フッター内に表示されます。ページ ヘッダーおよびページ フッター用にそれぞれ別の背景画像を定義できますが、画像を定義しない場合は、本文の背景画像が使用されます。画像表示拡張機能などの他の表示拡張機能では、ページ ヘッダーおよびページ フッターに本文の背景画像は表示されません。

背景画像の追加については、「背景画像を追加する方法 (レポート ビルダ 2.0)」を参照してください。

データバインド画像

データベースに格納されている画像をレポートに追加することができます。静的画像に使用したものと同じ画像レポート アイテムを使用しますが、画像がデータベースに格納されていることを示すプロパティ セットと共に使用します。データバインド画像の処理については、「データバインド画像を追加する方法 (レポート ビルダ 2.0)」を参照してください。