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チュートリアル : レポートへの縦棒グラフの追加 (レポート ビルダ 2.0)

縦棒グラフでは、カテゴリ別にグループ化された縦棒のセットとして系列が表示されます。縦棒グラフは次の場合に便利です。

  • 時間の経過に伴うデータの変化を示す。

  • 複数の系列の相対値を比較する。

  • 移動平均を表示して傾向を示す。

学習する内容

このチュートリアルでは、次の内容を学習します。

このチュートリアルの推定所要時間 : 15 分

必要条件

このチュートリアルを完了するには、次の条件を満たす必要があります。

既存のレポートを開くには

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[プログラム][Microsoft SQL Server 2008 レポート ビルダ] の順にポイントして、[レポート ビルダ 2.0] をクリックします。

  2. レポート ビルダのボタンの [開く] をクリックします。

  3. [最近使ったサイトとサーバー] をクリックし、レポート サーバーの [Sales Order] に移動します。

    次に、縦棒グラフをレポートに追加します。

縦棒グラフを追加するには

  1. リボンの [挿入] タブで [グラフ][グラフ ウィザード] の順にクリックし、デザイン画面でクリックおよびドラッグしてグラフの外枠を指定します。[データセットの選択] ページが開きます。

  2. [このレポートの既存のデータセットを選択する] で、DataSet1 が選択されていることを確認します。

  3. [次へ] をクリックします。[グラフの種類の選択] ページが開きます。

    縦棒グラフが既定のグラフの種類です。

  4. [次へ] をクリックします。[グラフのフィールドの配置] ページが開きます。

  5. OrderDate を [カテゴリ] にドラッグします。カテゴリは横軸に表示されます。

  6. LineTotal を [値] にドラッグします。販売注文日ごとに行の合計値の総計が集計されるので、[値] ペインには Sum(LineTotal) が表示されます。値は縦軸に表示されます。

  7. [完了] をクリックします。

    グラフがデザイン画面に追加されます。テーブルの横にグラフをドラッグします。スナップ線を使用してグラフの上部をテーブルの上部に揃えます。

  8. グラフをクリックして、グラフのハンドルを表示します。グラフの右下隅をドラッグして、グラフのサイズを大きくします。

  9. [実行] をクリックして、レポートをプレビューします。

    レポートに、テーブルとグラフの両方が横に並んで表示されます。このままの書式では、グラフが見やすいとは言えません。次に、横軸に表示される日付の既定の書式を変更して、グラフを見やすくします。

横軸に表示される日付の書式を変更するには

  1. デザイン ビューに切り替えます。

  2. 横軸を右クリックし、[軸のプロパティ] をクリックします。

  3. [数値] をクリックします。

  4. [カテゴリ][日付] を選択します。

  5. [型] ペインで [2000 年 1 月 31 日] を選択します。

  6. [OK] をクリックします。 

  7. [実行] をクリックして、レポートをプレビューします。

    選択した日付書式で日付が表示されます。グラフの横軸を見ると、すべてのカテゴリに対してラベルが表示されているわけではないことがわかります。既定では、軸の横に収まるラベルだけが表示されます。

    ラベルを回転して間隔を指定することによってラベル表示をカスタマイズできます。

軸ラベルを回転して横軸の表示間隔を変更するには

  1. デザイン ビューに切り替えます。

  2. 横軸を右クリックし、[軸のプロパティ] をクリックします。

  3. [カテゴリ軸のプロパティ] ダイアログ ボックスの [軸のオプション] ページで、[間隔] として「3」を入力します。

  4. [ラベル] をクリックします。

  5. [軸ラベル自動調整のオプションを変更します][自動調整を無効にする] を選択します。

  6. [ラベルの回転角度] で [90] を選択します。

  7. [OK] をクリックします。

    横軸のサンプル テキストが 90 度回転します。

  8. [実行] をクリックして、レポートをプレビューします。

    AdventureWorks2008 サンプル データベースでは、店舗売上が毎月最初にレポートされます。グラフでは、ラベルが回転して 3 か月ごとに表示されています。

    次に、グラフの凡例の位置または表示を変更する方法を説明します。

凡例を縦棒グラフのグラフ領域の下に移動するには

  1. デザイン ビューに切り替えます。

  2. グラフの凡例を右クリックします。

  3. [凡例のプロパティ] を選択します。

  4. [凡例の位置] で、異なる位置を選択します。たとえば、下部中央の位置を選択します。

    凡例をグラフの上または下に配置すると、凡例のレイアウトが縦方向から横方向に変更されます。[レイアウト] ボックスの一覧から、異なるレイアウトを選択できます。

  5. [OK] をクリックします。

  6. (省略可) このチュートリアルではカテゴリが 1 つしかないので、凡例は必要ありません。凡例を削除するには、凡例を右クリックして [凡例の削除] をクリックします。

  7. [実行] をクリックして、レポートをプレビューします。

    次に、グラフのタイトルを変更します。

縦棒グラフのグラフ領域の上に表示されるグラフのタイトルを変更するには

  1. デザイン ビューに切り替えます。

  2. グラフ上部のグラフ タイトルを右クリックし、[タイトルのプロパティ] をクリックします。

  3. [タイトルのテキスト] フィールドを「Store Sales Order Totals」に置き換えます。

  4. [実行] をクリックして、レポートをプレビューします。

    次に、縦軸に表示される売上合計を通貨形式に変更します。

縦軸に表示される数値を通貨形式に変更するには

  1. デザイン ビューに切り替えます。

  2. グラフの側面に沿った縦軸のラベルをダブルクリックして選択します。

  3. リボンの [ホーム] タブの [数値] グループで、[通貨] ボタンをクリックします。軸ラベルの表示が、通貨形式に変更されます。

  4. [実行] をクリックして、レポートをプレビューします。

    次に、既定の軸ラベルを変更します。

軸ラベルを変更するには

  1. デザイン ビューに切り替えます。

  2. グラフの側面に沿った縦軸のタイトルを右クリックし、[軸のタイトルのプロパティ] をクリックします。

  3. [タイトルのテキスト] フィールドを「Sales Total」に置き換えます。タイトルの表示形式に関連した各種オプションを指定することもできます。

  4. [OK] をクリックします。

  5. 横軸のタイトルを右クリックし、[軸のタイトルの表示] をクリックしてタイトルを非表示にします。横軸には日付が表示されるので、タイトルは必要ありません。

  6. [実行] をクリックして、レポートをプレビューします。

    次に、グラフに移動平均を追加して売上傾向を表示します。

移動平均を追加するには

  1. デザイン ビューに切り替えます。

  2. グラフをダブルクリックして、カテゴリ、系列、およびデータのドロップ ゾーンを表示します。

  3. データ フィールドのドロップ ゾーン内の [Sum(LineTotal)] フィールドを右クリックし、[計算系列の追加] をクリックします。

  4. [数式] で、[移動平均] が選択されていることを確認します。

  5. [数式パラメータの設定][期間] で、[4] を選択します。

  6. [罫線] をクリックします。

  7. [線の幅] で [3 pt] を選択します。

  8. [OK] をクリックします。

  9. [実行] をクリックして、レポートをプレビューします。

    グラフに、4 日ごとに平均値を求めた日付別の売上合計の移動平均を示す線が表示されます。

    最後に、レポートを保存します。

レポートを保存するには

  1. デザイン ビューに切り替えます。

  2. レポート ビルダのボタンの [名前を付けて保存] をクリックします。

  3. [名前] に「Sales Order with Column Chart」と入力します。

  4. [保存] をクリックします。

    レポートがレポート サーバーに保存されます。

次の手順

これで、「レポートへの縦棒グラフの追加」チュートリアルを終了します。