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式の参照について (レポート ビルダ 2.0)

Reporting Services で式を記述する際には、多くの組み込みフィールド、組み込みコレクション、および関数にアクセスできます。これらは、単独で使用することも、他の条件と組み合わせることもできます。[式] ダイアログ ボックスで式を対話形式で作成する場合、含めることのできる参照のカテゴリを調べて、式に含めることのできる定数、組み込みコレクション、および関数の状況に応じた例を確認できます。式を使用できる場所の例については、「式の使用 (レポート ビルダ 2.0)」および「式の例 (レポート ビルダ 2.0)」を参照してください。

関数呼び出し、演算子、定数、フィールド、パラメータ、組み込みコレクションのアイテム、および埋め込みのカスタム コードまたはカスタム アセンブリへの参照を追加できます。組み込み関数の呼び出しには、集計とレポートの計算、Visual Basic ランタイム ライブラリ、および MathConvert の .NET Framework 共通言語ランタイム (CLR) クラスが含まれます。他の .NET Framework クラスおよび外部アセンブリへの参照を含めることもできます。

特定のレポート アイテム プロパティの式を作成する場合、含めることのできる参照の種類は、プロパティで使用できる値によって異なります。たとえば、Font プロパティの値に対して式を作成する場合、値はフォント名に評価される必要があります。

次の表に、式に含めることのできる参照の種類を示します。

参照

説明

使用例

定数

定数値を必要とするプロパティ (フォントの色など) に対話的にアクセスできる定数について説明します。

="Blue"

演算子

式の中で参照を組み合わせる際に使用できる演算子について説明します。たとえば、& 演算子は文字列を連結する場合に使用されます。

="The report ran at: " & Globals!ExecutionTime & "."

組み込みコレクション

式に含めることができる組み込みコレクション (Fields、Parameters、Variables など) について説明します。

=Fields!Sales.Value

=Parameters!Store.Value

=Variables!MyCalculation.Value

組み込みのレポート関数と集計関数

式からアクセスできる、Sum や Previous などの組み込み関数について説明します。

=Previous(Sum(Fields!Sales.Value))

共通の関数参照とアセンブリ参照の使用 (レポート ビルダ 2.0)

組み込みの CLR クラス MathConvert、その他の CLR クラス、Visual Basic ランタイム ライブラリ関数、または外部アセンブリのメソッドにアクセスする方法について説明します。

=Sum(Fields!Sales.Value)

=CDate(Fields!SalesDate.Value)

=DateAdd("d",3,Fields!BirthDate.Value)

式でのカスタム コード参照の使用

レポート内に埋め込まれているカスタム コード、またはレポート クライアントとレポート サーバーの両方でカスタム アセンブリとしてコンパイルしてインストールするカスタム コードへのアクセス方法について説明します。

=Code.ToUSD(Fields!StandardCost.Value)

その他の例については、「式の例 (レポート ビルダ 2.0)」を参照してください。