チュートリアル : レポート データをフィルタ処理するためのパラメータの追加 (レポート ビルダ 2.0)
レポートでは、パラメータを使用して表示するデータを制限し、表示方式を変更し、関連するレポートに接続します。レポート パラメータを作成し、レポートを実行するとき、ユーザーがレポート パラメータの値を選択できるようにします。レポートでは、実行時にパラメータの値を参照する式を作成し、レポートのデータや表示方法を変更できます。パラメータは、メイン レポートから別のレポートやサブレポートへのリンクを含める場合にも使用されます。
このチュートリアルは、基本的な表形式のレポートの内容と表示方法を制御するにはパラメータをどのように使用すればよいかを説明し、メイン レポートからドリルスルー レポートにパラメータを渡す方法を説明することを目的としています。
学習する内容
このチュートリアルでは、前のチュートリアル「チュートリアル : 基本的なテーブル レポートの作成 (レポート ビルダ 2.0)」で作成したレポートにパラメータを追加します。次の概念を学習します。
クエリ パラメータをデータセット クエリに追加すると、レポート パラメータが自動的に作成されます。それによって、データ ソースのデータがフィルタ処理されます。
データがデータ ソースから取得された後にフィルタ処理する方法
単一の値をとるパラメータおよび複数の値をとるパラメータの有効な値の一覧を指定する方法
ユーザーが単一の値をとるパラメータまたは複数の値をとるパラメータに選択した値を、レポートの式に含める方法
カスケード型パラメータを追加する方法。それによって、ユーザーが最初のパラメータの値を選択すると、その選択に有効な値のみが次のパラメータに表示されます。
パラメータをメイン レポートからドリルスルー レポートに渡す方法。
必要条件
このチュートリアルを完了するには、次の条件を満たす必要があります。
- 前のチュートリアルで作成した Sales Order レポートへのアクセス権が必要です。詳細については、「チュートリアル : 基本的なテーブル レポートの作成 (レポート ビルダ 2.0)」を参照してください。
このチュートリアルの推定所要時間 : 60 分