レポートにコードを追加する方法 (レポート ビルダ 2.0)
レポート ビルダ 2.0 では、Visual Basic で記述されたカスタム コードをレポートに直接追加し、任意の式からそのコードへの参照を追加することができます。コードはレポートの処理時に処理されます。System..::..Math と System..::..Convert という 2 つの Microsoft.NET Framework クラスの名前空間が自動的に含められます。その他のクラスへの参照の追加は、レポート ビルダ 2.0 ではサポートされません。
レポート サーバーに接続している場合、レポート処理はレポート サーバーで実行されます。レポート サーバーに接続していない場合、レポート処理はクライアント コンピュータで実行されます。
コードから行うことのできる参照の詳細については、「式でのカスタム コード参照の使用 (レポート ビルダ 2.0)」を参照してください。
注意 |
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カスタム アセンブリへの参照の追加がサポートされるのは、システム管理者によってカスタム アセンブリがインストールされたレポート サーバーのレポートに接続している場合のみです。 |
レポートに埋め込みコードを追加するには
[デザイン] ビューで、デザイン画面のレポートの罫線の外を右クリックし、[レポートのプロパティ] をクリックします。
[コード] をクリックします。
[カスタム コード] でコードを入力します。コード内にエラーがあると、レポートの実行時に警告が生成されます。次の例では、"Bike" という単語を "Bicycle" で置き換える ChangeWord という名前のカスタム関数が作成されます。
Public Function ChangeWord(ByVal s As String) As String Dim strBuilder As New System.Text.StringBuilder(s) If s.Contains("Bike") Then strBuilder.Replace("Bike", "Bicycle") Return strBuilder.ToString() Else : Return s End If End Function
次の例は、式で Category という名前のデータセット フィールドをこの関数に渡す方法を示しています。
=Code.ChangeWord(Fields!Category.Value)
この式をカテゴリの値を表示するテーブル セルに追加すると、"Bike" という単語がその行のデータセット フィールドに現れるたびに、テーブル セルの値は "Bicycle" という単語を表示します。