次の方法で共有


AllowDrillThrough 要素 (ASSL)

親要素に対してドリルスルーが許可されているかどうかを決定します。

構文

<MiningModel> <!-- or MiningModelPermission -->
<!-- or MiningStructurePermission -->   ...
   <AllowDrillThrough>...</AllowDrillThrough>
   ...
</MiningModel>

要素の特性

特性

説明

データ型と長さ

Boolean

既定値

False

カーディナリティ

0-1 : 省略可能な要素で、出現する場合は 1 回だけの出現が可能です。

要素の関係

リレーションシップ

要素

親要素

MiningModel 要素MiningModelPermission、MiningStructurePermission

子要素

なし

説明

分析管理オブジェクト (AMO) オブジェクト モデルで AllowDrillThrough の親に対応する要素は、MiningModel 要素 (ASSL)MiningModelPermission、および MiningStructurePermission 要素 (ASSL) です。

マイニング構造でのドリルスルー

SQL Server 2008 では、マイニング構造とマイニング モデルの AllowDrillthrough 権限を定義できます。この権限をロールに割り当てると、そのロールのメンバはデータ マイニング モデルにクエリを実行し、モデルに含まれていない構造列を返すことができます。たとえば、顧客キー、顧客の収入、および顧客が購入した製品の列のみを使用するモデルを作成します。モデルでドリルスルーを有効にすると、ユーザーは、顧客の電子メールや名前など、マイニング構造の他の列の情報を返すことができます。

したがって、機密データを保護するために、列をマイニング構造に追加する場合は注意が必要です。また、構造には必要な場合にだけ AllowDrillthrough 権限を付与してください。

構造列をドリルスルーするには、次のいずれかのフォームのクエリを使用します。

SELECT * FROM <structure>.CASES

または

SELECT StructureColumn('<structure-column-name>') FROM <model>.CASES