SOAP API へのアクセス
レポート サーバー Web サービスは、SOAP (Simple Object Access Protocol) over HTTP を使用し、クライアント プログラムとレポート サーバー間の通信インターフェイスとして機能します。Web サービスには、レポート実行用とレポート管理用の 2 つのエンドポイントがあり、Reporting Services の完全な機能にアクセスするために使用できるメソッドと複合型オブジェクトのセットで構成されます。Web サービスを呼び出すには、Reporting Services Web サービス記述言語 (WSDL) を参照する必要があります。
Reporting Services WSDL の参照
Web サービスを正常に呼び出すには、サービスへのアクセス方法、サービスがサポートする操作、サービスが想定するパラメータ、およびサービスが返すものを知っておく必要があります。WSDL は、コンピュータで読み取り、処理できる XML ドキュメントでこのような情報を提供します。
レポート サーバー Web サービスは、2 つの異なるエンドポイントに表示されます。WSDL ファイルの名前は、エンドポイントごとに異なります。ReportService2005 エンドポイントには、レポート サーバーのオブジェクトを管理するメソッドが含まれます。このエンドポイントの WSDL には、ReportService2005.asmx?wsdl. を通してアクセスします。
- ReportExecution2005 エンドポイントでは、開発者がレポート サーバーのレポートをプログラムによって処理および表示できます。このエンドポイントの WSDL には、ReportExecution2005.asmx?wsdl を通してアクセスします。
WSDL は、SOAP と Web サービスをサポートする、Microsoft.NET Framework SDK などの開発キットによって使用できます。
次の例は、Reporting Services 管理 WSDL ファイルへの URL の書式を示しています。
https://server/reportserver/ReportService2005.asmx?wsdl
次の表では、URL の各要素を説明します。
URL の要素 |
説明 |
---|---|
server |
レポート サーバーが配置されているサーバーの名前。 |
reportserver |
XML Web サービスを含むフォルダの名前。これはセットアップ中に構成されます。 |
<endpoint name>.asmx |
Web サービス エンドポイントの名前。 |
WSDL フォーマットの詳細については、http://www.w3.org/TR/wsdl の W3C (World Wide Web Consortium) WSDL 仕様を参照してください。