レポートにドリルスルー アクションを追加する方法 (Reporting Services)
レポートには他のレポートへのリンクを含めることができます。メイン レポートのリンクをクリックすると開くレポートがドリルスルー レポートです。ドリルスルー レポートはメイン レポートと同じレポート サーバーに存在する必要がありますが、別のフォルダでもかまいません。テキスト ボックス、画像、グラフ上のデータ ポイントなど、Action プロパティがあるアイテムにドリルスルー リンクを追加できます。詳細については、「レポート デザイナの F1 ヘルプ」の Action のページのトピックを参照してください。
ドリルスルー アクションを追加するには
[デザイン] ビューで、リンクを追加するテキスト ボックス、画像、またはグラフを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
そのレポート アイテムの [プロパティ] ダイアログ ボックスで、[アクション] をクリックします。
[レポートに移動する] を選択します。このオプションのダイアログ ボックスに追加のセクションが表示されます。
[一覧からレポートを選択] で、移動先レポートの名前を入力するか選択します。
注意 レポート名の一覧には、現在のレポート サーバー プロジェクトにあるすべてのレポートが含まれています。ドリルスルー レポートがプロジェクト内ではなく、レポート サーバー上にある場合は、レポート名を入力します。レポート名には、このレポートからの相対パスまたはサーバー上のレポートへの絶対パスを含めることができます。相対パスの例は …\DrillthroughReport\Store です。絶対パスの例は \SalesReports\DrillthroughReport\Store です。
ネイティブ モードで構成されているレポート サーバーでは、ファイル拡張子 .rdl を含まないドリルスルー レポート名を指定します。
SharePoint 統合モードで構成されているレポート サーバーでは、ファイル拡張子 .rdl を含めたレポート名を式で指定する必要があります。たとえば、="http://site/subsite/Documents/DrillthroughReport.rdl" のように指定します。
ドリルスルー レポートのパラメータを指定する必要がある場合は、次の手順に従ってください。
[レポートの実行に以下のパラメータを使用] で、[追加] をクリックします。パラメータ グリッドに、新しい行が追加されます。
[名前] ボックスに、ドリルスルー レポートのレポート パラメータの名前を入力します。ドリルスルー レポートがレポート サーバー プロジェクトにある場合は、ドロップダウン リストのパラメータ名を使用できます。
注意 パラメータの一覧にある名前は、対象となるレポートで予測されるパラメータと完全に一致する必要があります。これらの名前が一致しない場合、または予測されるパラメータが一覧にない場合は、ドリルスルー レポートは失敗します。
[値] に、ドリルスルー レポートのパラメータに渡す値を入力するか、選択します。
注意 レポート パラメータに渡す値には、結果が値になる式を指定できます。値の一覧にある式には、現在のレポートのフィールドの一覧が含まれています。
リンクをテストするには、レポートを実行し、このリンクを設定したレポート アイテムをクリックします。テキスト ボックスでは、テキストの色と効果を変更してそのテキストがリンクであることをユーザーに示すと便利です。たとえば、[テキスト ボックスのプロパティ] ダイアログ ボックスの [フォント] プロパティを設定して、色を青に変更し、効果を下線に変更します。