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SQL Server Express でサポートされるプロトコル

ネットワーク経由で MicrosoftSQL Server 2008 Express (SQL Server Express) のインスタンスに接続するアプリケーションを開発している場合は、次のことを考慮する必要があります。

  • セキュリティ上の理由により、SQL Server Express では、ネットワーク プロトコルが既定で無効になっています。個々のプロトコルは、手動または SQL Server Express のインストール中に有効にすることができます。

  • SQL Server Express は、通常は名前付きインスタンスとしてインストールされます。このインスタンスの既定の名前は SQLExpress です。

  • 一部のネットワーク プロトコルでは、名前付きインスタンスに TCP/IP ポート番号を関連付けるために、SQL Server Browser が使用されます。ただし、SP3 よりも前のバージョンの MSDE または SQL Server 2000 と同じコンピュータに SQL Server Express がインストールされている場合、競合が発生する可能性があります。また、SQL Server Browser サービスはインストール後に自動的には起動しません。詳細については、「SQL Server Browser サービス」を参照してください。

次の表に、SQL Server Express でサポートされるネットワーク プロトコルを示します。

ネットワーク プロトコル

説明

DISABLENETWORKPROTOCOL=1 の場合

DISABLENETWORKPROTOCOL=0 の場合

共有メモリ

同じコンピュータで実行されている SQL Server のインスタンスへの接続に使用できます。ネットワーク上の他のコンピュータからのアクセスには使用できません。

有効

有効

TCP/IP

コンピュータ名とインスタンス名、または IP アドレスとインスタンス名を指定することにより、SQL Server Express へのネットワーク アクセスが可能になります。

無効

有効

名前付きパイプ

NetBEUI、TCP/IP、IPX/SPX など多数のネットワーク プロトコルのサポートにより、SQL Server Express へのネットワーク アクセスが可能になります。クライアントの構成に基づいて、ネットワーク プロトコルが自動的に選択されます。

有効 (ローカルのみ)

有効

仮想インターフェイス アーキテクチャ (VIA)

サーバーまたはサーバー クラスタを接続する高速ネットワークであるシステム エリア ネットワークに使用されます。

サポートされていません。

サポートされていません。

注意注意

VIA はサポートされていませんが、VIA 環境で稼働するデータベースを設計することは可能です。ただし、VIA を使用するには、SQL Server Express データベースを SQL Server 2008 に移行する必要があります。