レッスン 3: レポート モデルに必要なデータ ソース ビューの定義
前のレッスンでは、レポート モデル プロジェクトで使用するデータ ソースを定義しました。次は、このプロジェクトのデータ ソース ビューを定義します。 データ ソース ビューは、1 つまたは複数のデータ ソースに基づく、論理データ モデルです。 データ ソース ビューでは、基となるデータ ソースに含まれるテーブルやビューなどの物理オブジェクトへのアクセスをカプセル化できるだけでなく、基となるデータ ソース外部で作成および管理される名前付き計算、名前付きクエリ、リレーションシップの定義などの注釈を追加することもできます。Reporting Services は、このデータ ソース ビューからレポート モデルを生成します。 このチュートリアルでは、この後で生成するモデルのソース情報をデータ ソース ビューから取得します。
データ ソース ビューを使用すれば、指定したデータを目的に合った形式で表示できるので、モデル設計プロセスが容易になります。 メタデータはデータ ソース ビューに保存されるので、オブジェクトを操作する際、基になるデータ ソースに接続する必要がありません。 データ ソース ビューでは、テーブル名やフィールド名の変更、集計フィールドや派生テーブルの追加といった操作を、基になるデータ ソースを変更せずに行うことができます。 効果的なモデルを生成するために、必要なテーブルのみをデータ ソース ビューに追加してください。
注意 |
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このチュートリアルでは、自動的に生成されるデータ ソース ビューを使用します。 データ ソース ビューの操作の詳細については、「キューブの設計」、「データ ソースの定義 (Analysis Services)」および「データ ソース ビューの設計 (Analysis Services)」を参照してください。 |
レポート モデルのデータ ソース ビューを定義するには
ソリューション エクスプローラーで [データ ソース ビュー] を右クリックし、[新しいデータ ソース ビューの追加] をクリックします。
[データ ソース ビュー ウィザードへようこそ] ページで [次へ] をクリックします。
[データ ソースの選択] ページが表示されます。
[リレーショナル データ ソース] で [ModelTutorial] データ ソースが選択されていることを確認し、[次へ] をクリックします。
モデル プロジェクトのデータ ソース ビューを作成する場合、参照できるデータ ソースは 1 つだけです。 [テーブルとビューの選択] ページが表示されます。 このページで、データ ソース ビューで使用するデータ ソースのテーブルを選択します。
[名前の一致] ページが表示された場合は、既定の選択内容をそのまま使用して、[次へ] をクリックします。
[使用できるオブジェクト] ボックスの一覧で、すべてのテーブルを選択します。
選択したテーブルを [含まれているオブジェクト] の一覧に追加するには、> をクリックします。
[次へ] をクリックし、[名前] ボックスに「ModelTutorial」と入力します。
[完了] をクリックします。
ModelTutorial プロジェクトの [データ ソース ビュー] フォルダーの下に、ModelTutorial.dsv データ ソース ビューが表示されます。 Business Intelligence Development Studio の [ビュー デザイナー] ウィンドウが開き、このデータ ソース ビューの内容が表示されます。
次の手順
すべてのテーブルのメタデータを含む ModelTutorial データ ソース ビューを作成できました。このデータ ソース ビューを基に、最初の ModelTutorial プロジェクトを定義します。 次に、レポート モデルを作成します。 「レッスン 4 : レポート モデルの定義」を参照してください。