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データ ソース ビューの定義

Analysis Services プロジェクトで使用するデータ ソースを定義した後は、一般に、プロジェクトのデータ ソース ビューを定義します。データ ソース ビューは、指定したテーブルのメタデータと、プロジェクトのデータ ソースによって定義されているビューを 1 つに統合したものです。データ ソース ビューにメタデータを格納すると、基になるデータ ソースへの接続を開かなくても、開発時にメタデータを操作することができます。詳細については、「データ ソース ビューの設計 (Analysis Services)」を参照してください。

次の実習では、Adventure Works DW データ ソースの 5 つのテーブルを含むデータ ソース ビューを定義します。

新しいデータ ソース ビューを定義するには

  1. ソリューション エクスプローラで [データ ソース ビュー] を右クリックし、[新しいデータ ソース ビュー] をクリックします。

  2. [データ ソース ウィザードへようこそ] ページで [次へ] をクリックします。

  3. [データ ソースの選択] ページが表示されます。[リレーショナル データ ソース] の一覧で、[Adventure Works DW] データ ソースが選択されていることを確認します。[次へ] をクリックします。

    注意注意

    複数のデータ ソースに基づくデータ ソース ビューを作成するには、まず、1 つのデータ ソースに基づくデータ ソース ビューを定義します。このデータ ソースをプライマリ データ ソースと呼びます。次に、2 番目のデータ ソースのテーブルとビューを追加します。複数のデータ ソースの関連するテーブルに基づいた属性を含むディメンションを設計する場合は、分散クエリ エンジン機能を使用するために、MicrosoftSQL Server データ ソースをプライマリ データ ソースとして定義する必要があります。

  4. [テーブルとビューの選択] ページには、選択したデータ ソース内で使用できるオブジェクトの一覧が表示されます。この一覧からテーブルとビューを選択します。フィルタを使用して一覧に表示されるオブジェクトを制限すれば、目的のテーブルとビューをすばやく選択できるようになります。

    注意注意

    右上隅の最大化ボタンをクリックして、ウィンドウを全画面表示にします。これによって、使用できるオブジェクトの一覧全体を簡単に確認できるようになります。

    [使用できるオブジェクト] ボックスの一覧で、次のオブジェクトを選択します。Ctrl キーを押しながらクリックすると、複数のテーブルを選択できます。

    • DimCustomer (dbo)

    • DimDate (dbo)

    • DimGeography (dbo)

    • DimProduct (dbo)

    • FactInternetSales (dbo)

  5. 選択したテーブルを [含まれているオブジェクト] の一覧に追加するには、> をクリックします。

  6. [次へ] をクリックします。

  7. [名前] フィールドに「Adventure Works DW」と入力し、[完了] をクリックします。Adventure Works DW データ ソース ビューが定義されます。

    ソリューション エクスプローラの [データ ソース ビュー] フォルダに、Adventure Works DW データ ソース ビューが表示されます。データ ソース ビューの内容は、Business Intelligence Development Studio のデータ ソース ビュー デザイナにも表示されます。このデザイナは次の要素で構成されています。

    • ダイアグラム ペイン : テーブルおよびテーブル間のリレーションシップがグラフィカルに表示されます。

    • [テーブル] ペイン : テーブルとそのスキーマ要素が表示されます。

    • [ダイアグラム オーガナイザ] ペイン : サブダイアグラムを作成して、データ ソース ビューのサブセットを表示できます。

    • データ ソース ビュー デザイナのツール バー

  8. MicrosoftVisual Studio 開発環境を最大化するには、最大化ボタンをクリックします。

  9. ダイアグラム ペイン内のテーブルを 50% の大きさで表示するには、データ ソース ビュー デザイナのツール バーにある [ズーム] アイコンをクリックします。表示サイズを 50% にすると、各テーブルの列の詳細が非表示になります。

  10. ソリューション エクスプローラを非表示にするには、[自動的に隠す] ボタン (タイトル バーの押しピン アイコン) をクリックします。再びソリューション エクスプローラを表示するには、開発環境の右側に表示されているソリューション エクスプローラのタブの上にポインタを置きます。ソリューション エクスプローラの非表示を解除するには、[自動的に隠す] ボタンを再びクリックします。

  11. ウィンドウが既定で非表示になっていない場合は、[プロパティ] ウィンドウのタイトル バーで [自動的に隠す] ボタンをクリックします。

    これで、ダイアグラム ペイン内に、すべてのテーブルとそのリレーションを表示できるようになりました。FactInternetSales テーブルと DimDate テーブルの間には 3 つのリレーションシップがあることがわかります。各売上には、それぞれ 3 つの日付が関連付けられています。受注日、期日、出荷日の 3 つです。リレーションシップの詳細を表示するには、ダイアグラム ペインで、リレーションシップの矢印をダブルクリックします。

このレッスンの次の作業

既定のテーブル名の変更