チュートリアル : .NET Framework を使用した RDL の生成
このチュートリアルでは、System.Xml..::..XmlTextWriter クラスを使用して、レポート定義ファイルにレポート定義言語 (RDL) を書き込む方法について説明します。XmlTextWriter は、XML (RDL を含む) を高速に一方向だけに生成することができ、RDL 仕様に準拠したレポート定義ドキュメントの作成を支援します。System.Xml..::..XmlTextWriter は、XML DOM などのオブジェクト モデルを使用せずに、ストリームに書き込みを行うので、より優れたパフォーマンスが得られます。
通常、System.Xml..::..XmlTextWriter は、DOM のオーバーヘッドなしに、生データとして XML を書き込む必要がある場合に使用します。System.Xml..::..XmlTextWriter は、ファイル ストリームに XML を書き込む API を提供する System.Xml..::..XmlTextWriter クラスの実装です。XmlTextWriter クラスには、レポート定義ファイルの作成に役立つメソッドがいくつか用意されています。以下のチュートリアルでは特に、XmlTextWriterWriteStartElement()()()()、XmlTextWriterWriteAttributeString()()()()、XmlTextWriterWriteElementString()()()()、および XmlTextWriter..::..WriteEndElement メソッドを使用して、レポート定義ファイルを作成する方法を学習します。
学習する内容
このチュートリアルでは次の作業を行います。
Visual Studio コンソール アプリケーションのプロジェクト テンプレートを使用して、アプリケーションを作成する。
AdventureWorks サンプル データベースへの接続を追加する。
データ ソースのフィールドの一覧を取得するコードを記述する。
レポートの構築に使用できる簡単なレポート定義ファイルを生成するコードを記述する。
必要条件
このチュートリアルを完了するには次の準備が必要です。
Microsoft Reporting Services.
Microsoft Visual Studio 2005、または Microsoft .NET Framework と互換性のある同等の開発ツール。
SQL Server 2008 のインスタンスにインストールされた AdventureWorks サンプル データベース。サンプルはセットアップ中に自動的にインストールされませんが、いつでもインストールできます。サンプルのインストールの詳細については、「SQL Server のサンプルとサンプル データベースのインストールに関する注意点」を参照してください。
このチュートリアルの推定所要時間 : 1 時間
作業内容
レッスン 1 : RDL ジェネレータ Visual Studio プロジェクトの作成
レッスン 4 : レポート定義ファイルを生成するコードの作成
レッスン 5 : RDL ジェネレータ アプリケーション (VB/C#) の実行
注意 |
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チュートリアルを行うときは、ドキュメント ビューアーのツール バーに [次のトピック] ボタンと [前のトピック] ボタンを追加することをお勧めします。詳細については、「ヘルプへの [次のトピック] ボタンと [前のトピック] ボタンの追加」を参照してください。 |