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クライアント アプリケーション (Analysis Services - 多次元データ)

複数の言語で MicrosoftSQL ServerAnalysis Services のクライアント アプリケーションを操作する場合は、次の一般的なガイドラインに従うことによって、ビジネス インテリジェンス ソリューションの移植性が向上します。

翻訳の処理

翻訳では、Analysis Services オブジェクトの名前の表示情報が提供されますが、同じオブジェクトの識別子は翻訳されません。可能であれば必ず、翻訳されたキャプションと名前ではなく、Analysis Services オブジェクトの識別子とキーを使用してください。たとえば、多次元式 (MDX) ステートメントおよびスクリプトのメンバ名ではなく、メンバ キーを使用して、複数の言語間での移植性を確保します。

日付値と時刻値の処理

月と曜日の比較および操作を実行する場合は、日付および時刻部分の文字列ではなく、日付および時刻の数値部分を使用します。日付および時刻部分の文字列は、インスタンスに指定されている言語識別子と、時刻ディメンションのメンバのインスタンスによって指定されている現在の翻訳によって部分的に決定されます。MDX の日付および時刻関数を利用して、ディメンションをネゴシエートするだけでなく、Visual Basic for Applications (VBA) の日付および時刻関数を利用して、名前の文字列の代わりに日付および時刻の数値部分も返します。多くの場合、文字列は数値表現よりも意味を持つので、ユーザーに表示する結果を返す場合は、日付および時刻部分のリテラルの文字列を使用します。ただし、特定の言語で表示されている名前に依存しているロジックはコーディングしないでください。