更新クエリを作成する方法 (Visual Database Tools)
更新クエリを使用すると、複数行の内容を一度に変更できます。たとえば、titles テーブルで更新クエリを使用すると、特定の出版社から出版されているすべての本の価格に、10% 加算するような処理を行うことができます。
更新クエリを作成するときは、次の項目を指定します。
更新するテーブル
内容を更新する列
各列の更新に使用する値または式
更新する行を指定する検索条件
たとえば、次のクエリは、特定の出版社から出版されているすべての本の価格に 10% 加算して titles テーブルを更新します。
UPDATE titles
SET price = price * 1.1
WHERE (pub_id = '0766')
注意 |
---|
更新クエリの実行アクションを元に戻すことはできません。念のため、クエリを実行する前にデータをバックアップしてください。 |
更新クエリを作成するには
更新するテーブルをダイアグラム ペインに追加します。
[クエリ デザイナ] メニューの [クエリ タイプの変更] をポイントし、[更新] をクリックします。
注意 更新クエリを開始した時点でダイアグラム ペインに複数のテーブルが表示されている場合、更新するテーブルの名前を要求する [値の挿入先のテーブル選択] ダイアログ ボックスが表示されます。
ダイアグラム ペインで、新しい値を指定する各列のチェック ボックスをオンにします。クリックした列が抽出条件ペインに表示されます。クエリに追加された列だけが更新されます。
抽出条件ペインの [新しい値] 列に列の更新値を入力します。リテラル値、列名、または式を入力できます。更新する列のデータ型と一致する値か、互換性のある値を入力してください。
注意 クエリおよびビュー デザイナは、値の長さが更新する列の長さの範囲内であるかどうかをチェックできません。指定した値が長すぎる場合、予告なしに切り捨てられることがあります。たとえば、name 列の長さが 20 文字である場合に 25 文字の更新値を指定すると、最後の 5 文字は切り捨てられることがあります。
更新する行を定義するために、[フィルタ] 列に検索条件を入力します。詳細については、「検索基準の指定 (Visual Database Tools)」を参照してください。
検索条件を指定しない場合は、指定されたテーブルのすべての行が更新されます。
注意 検索条件に使用する列を抽出条件ペインに追加すると、更新される列のリストにこの列も追加されます。検索条件としては使用するが更新しない場合は、テーブルまたはテーブル値オブジェクトを示す四角形内の列名の横のチェック ボックスをオフにします。
更新クエリを実行しても、結果ペインには結果が表示されません。代わりに、変更された行数を示すメッセージが表示されます。