高度なトランザクション トピック

トランザクションを正しく管理しないと、ユーザー数が多いシステムでは競合やパフォーマンスの問題が生じます。システムのユーザー数が多いほど、トランザクションが効率的に行われるアプリケーションを用意することが重要になります。SQL Server データベース エンジンでは入れ子にしたトランザクション、トランザクションのセーブポイント、およびバインドしたトランザクションもサポートされるので、プログラマにとって効率的なトランザクションを作成するための選択肢が広がります。

トピック	説明
入れ子構造のトランザクション	セッションにアクティブなトランザクションが存在しているかどうかを問わず、セッションから呼び出すことのできるストアド プロシージャの中にトランザクションを入れ子にする方法について説明します。
トランザクションのセーブポイント	セーブポイントを使用すると、トランザクションを部分的にロールバックできます。
バインドされたセッションの使用	2 つのセッションをバインドして、共通のトランザクションおよび共通のロックのセットを共有できます。
トランザクション分離レベルの調整	現在のセッションが他のセッションによる更新からどのように分離されるかは、分離レベルの選び方で決まります。
ストアド プロシージャとトリガでのロールバックとコミット	ストアド プロシージャまたはトリガからのトランザクションのロールバックに関連する動作について説明します。
トランザクションで使用できる Transact-SQL ステートメント	一部のステートメントはアクティブなトランザクションから実行できません。
効率的なトランザクションのコーディング	パフォーマンスおよび拡張性に優れたトランザクションをコーディングするための推奨事項について説明します。