TYPE_ID (Transact-SQL)
指定されたデータ型名の ID を返します。
構文
TYPE_ID ( [ schema_name ] type_name )
引数
- type_name
データ型の名前を指定します。type_name のデータ型は nvarchar です。type_name はシステム データ型でもユーザー定義型でもかまいません。
戻り値の型
int
例外
エラーが発生した場合、または呼び出し元にオブジェクトの表示権限がない場合は、NULL が返されます。
SQL Server では、そのユーザーが所有しているか、または権限を与えられている、セキュリティ保護可能なアイテムのメタデータのみを表示できます。つまり、オブジェクトに対する権限がユーザーに与えられていない場合、メタデータを生成する組み込み関数 (TYPE_ID など) が NULL を返す可能性があります。詳細については、「メタデータ表示の構成」および「メタデータ表示のトラブルシューティング」を参照してください。
説明
型名が有効でない場合、または呼び出し元に型を参照するための十分な権限がない場合、TYPE_ID は NULL を返します。
例
A. 1 つまたは 2 つの部分から成る型名の TYPE ID 値を検索する
次の例では、1 つまたは 2 つの部分から成る型名の TYPE ID が返されます。
USE tempdb;
GO
CREATE TYPE NewType FROM int;
GO
CREATE SCHEMA NewSchema;
GO
CREATE TYPE NewSchema.NewType FROM int;
GO
SELECT TYPE_ID('NewType') AS [1 Part Data Type ID],
TYPE_ID('NewSchema.NewType') AS [2 Part Data Type ID];
GO
B. システム データ型の TYPE ID を検索する
次の例では、datetime システム データ型の TYPE ID が返されます。
SELECT TYPE_NAME(TYPE_ID('datetime')) AS [TYPE_NAME]
,TYPE_ID('datetime') AS [TYPE_ID];
GO