sp_trace_setevent (Transact-SQL)
トレースに対して、イベントまたはイベント列を追加または削除します。sp_trace_setevent は、停止している (status が 0 の) 既存のトレースに対してのみ実行できます。存在しないトレースまたは status が 0 以外のトレースに対してこのストアド プロシージャを実行すると、エラーが返されます。
構文
sp_trace_setevent [ @traceid = ] trace_id
, [ @eventid = ] event_id
, [ @columnid = ] column_id
, [ @on = ] on
引数
[ @traceid= ] trace_id
変更するトレースの ID を指定します。trace_id のデータ型は int で、既定値はありません。ユーザーは、この trace_id 値を使用して、トレースの識別、変更、および制御を行います。[ @eventid= ] event_id
有効にするイベントの ID を指定します。event_id のデータ型は int で、既定値はありません。
次の表は、トレースに対して追加または削除できるイベントの一覧です。
イベント番号 |
イベント名 |
説明 |
---|---|---|
0-9 |
予約済み |
予約済み |
10 |
RPC:Completed |
リモート プロシージャ呼び出し (RPC) が完了したときに発生します。 |
11 |
RPC:Starting |
RPC が開始したときに発生します。 |
12 |
SQL:BatchCompleted |
Transact-SQL バッチが完了したときに発生します。 |
13 |
SQL:BatchStarting |
Transact-SQL バッチが開始したときに発生します。 |
14 |
Audit Login |
ユーザーが SQL Server に正常にログオンしたときに発生します。 |
15 |
Audit Logout |
ユーザーが SQL Server からログアウトしたときに発生します。 |
16 |
Attention |
クライアントの割り込み要求や中断されたクライアント接続などのアテンション イベントが発生したときに発生します。 |
17 |
ExistingConnection |
トレースの開始前から SQL Server に接続しているユーザーのすべての利用状況を検出します。 |
18 |
Audit Server Starts and Stops |
SQL Server サービスの状態が変更されたときに発生します。 |
19 |
DTCTransaction |
複数のデータベース間で、Microsoft 分散トランザクション コーディネータ (MS DTC) によってコーディネートされたトランザクションを追跡します。 |
20 |
Audit Login Failed |
クライアントから SQL Server へのログイン試行が失敗したことを示します。 |
21 |
EventLog |
イベントが Windows アプリケーション ログに記録されたことを示します。 |
22 |
ErrorLog |
エラー イベントが SQL Server エラー ログに記録されたことを示します。 |
23 |
Lock:Released |
ページなどのリソースのロックが解除されたことを示します。 |
24 |
Lock:Acquired |
データ ページなどのリソースのロックが取得されたことを示します。 |
25 |
Lock:Deadlock |
2 つの同時実行トランザクションが、互いに相手のトランザクションが所有するリソースをロックしようとして実現できず、デッドロックに陥ったことを示します。 |
26 |
Lock:Cancel |
デッドロックなどによって、リソースのロックの取得がキャンセルされたことを示します。 |
27 |
Lock:Timeout |
ページなどのリソースのロックが要求されたが、他のトランザクションによってそのリソースのブロッキング ロックが保持されているため、要求がタイムアウトになったことを示します。タイムアウトは @@LOCK_TIMEOUT 関数で定義されます。これは SET LOCK_TIMEOUT ステートメントで設定できます。 |
28 |
Degree of Parallelism Event (7.0 Insert) |
SELECT、INSERT、または UPDATE ステートメントが実行される前に発生します。 |
29-31 |
予約済み |
代わりにイベント 28 を使用してください。 |
32 |
予約済み |
予約済み |
33 |
Exception |
SQL Server で例外が発生したことを示します。 |
34 |
SP:CacheMiss |
ストアド プロシージャがプロシージャ キャッシュ内にないことを示します。 |
35 |
SP:CacheInsert |
プロシージャ キャッシュにアイテムが挿入されたことを示します。 |
36 |
SP:CacheRemove |
プロシージャ キャッシュからアイテムが削除されたことを示します。 |
37 |
SP:Recompile |
ストアド プロシージャが再コンパイルされたことを示します。 |
38 |
SP:CacheHit |
ストアド プロシージャがプロシージャ キャッシュ内にあることを示します。 |
39 |
廃止予定 |
廃止予定 |
40 |
SQL:StmtStarting |
Transact-SQL ステートメントが開始したときに発生します。 |
41 |
SQL:StmtCompleted |
Transact-SQL ステートメントが完了したときに発生します。 |
42 |
SP:Starting |
ストアド プロシージャが開始されたことを示します。 |
43 |
SP:Completed |
ストアド プロシージャが完了したことを示します。 |
44 |
SP:StmtStarting |
ストアド プロシージャ内の Transact-SQL ステートメントの実行が開始されたことを示します。 |
45 |
SP:StmtCompleted |
ストアド プロシージャ内の Transact-SQL ステートメントの実行が完了したことを示します。 |
46 |
Object:Created |
CREATE INDEX、CREATE TABLE、CREATE DATABASE などのステートメントで、オブジェクトが作成されたことを示します。 |
47 |
Object:Deleted |
DROP INDEX や DROP TABLE などのステートメントで、オブジェクトが削除されたことを示します。 |
48 |
予約済み |
|
49 |
予約済み |
|
50 |
SQL Transaction |
Transact-SQL の BEGIN、COMMIT、SAVE、および ROLLBACK TRANSACTION の各ステートメントを追跡します。 |
51 |
Scan:Started |
テーブル スキャンまたはインデックス スキャンが開始されたことを示します。 |
52 |
Scan:Stopped |
テーブル スキャンまたはインデックス スキャンが停止したことを示します。 |
53 |
CursorOpen |
Transact-SQL ステートメントで、ODBC、OLE DB、または DB-Library によりカーソルがオープンされたことを示します。 |
54 |
TransactionLog |
トランザクションがいつトランザクション ログに書き込まれるかを追跡します。 |
55 |
Hash Warning |
バッファ パーティション上で処理されていないハッシュ演算 (ハッシュ結合、ハッシュ集計、ハッシュ ユニオン、ハッシュ識別など) が代替プランに変更されたことを示します。これは、再帰深度、データ スキュー、トレース フラグ、またはビット カウンティングが原因で発生します。 |
56-57 |
予約済み |
|
58 |
Auto Stats |
インデックス統計の自動更新が実行されたことを示します。 |
59 |
Lock:Deadlock Chain |
デッドロックにつながる個々のイベントに対して生成されます。 |
60 |
Lock:Escalation |
ページ ロックが TABLE ロックまたは HoBT ロックにエスカレートまたは変換された場合など、細かい単位のロックが大きな単位のロックに変換されたことを示します。 |
61 |
OLE DB Errors |
OLE DB エラーが発生したことを示します。 |
62-66 |
予約済み |
|
67 |
Execution Warnings |
SQL Server ステートメントまたはストアド プロシージャの実行中に発生した警告を示します。 |
68 |
Showplan Text (Unencoded) |
実行された Transact-SQL ステートメントのプラン ツリーを表示します。 |
69 |
Sort Warnings |
メモリの中に収まらない並べ替え操作を示します。インデックスの作成に関連する並べ替え操作は対象になりません。SELECT ステートメントで使用される ORDER BY 句など、クエリ内の並べ替え操作のみが対象になります。 |
70 |
CursorPrepare |
Transact-SQL ステートメントのカーソルが、ODBC、OLE DB、または DB-Library で使用できるよう準備されたことを示します。 |
71 |
Prepare SQL |
ODBC、OLE DB、または DB-Library によって、1 つ以上の Transact-SQL ステートメントが使用できるように準備されたことを示します。 |
72 |
Exec Prepared SQL |
ODBC、OLE DB、または DB-Library によって、準備された 1 つ以上の Transact-SQL ステートメントが実行されたことを示します。 |
73 |
Unprepare SQL |
ODBC、OLE DB、または DB-Library によって、準備された 1 つ以上の Transact-SQL ステートメントが削除されたことを示します。 |
74 |
CursorExecute |
Transact-SQL ステートメントで ODBC、OLE DB、または DB-Library によって準備されたカーソルが実行されたことを示します。 |
75 |
CursorRecompile |
Transact-SQL ステートメントで ODBC または DB-Library によってオープンされていたカーソルが、直接再コンパイルされたか、またはスキーマが変更されたために再コンパイルされたことを示します。 これは ANSI および非 ANSI のカーソルの場合に発生します。 |
76 |
CursorImplicitConversion |
Transact-SQL ステートメントのカーソルの種類が、SQL Server によって別の種類に変換されたことを示します。 これは ANSI および非 ANSI のカーソルの場合に発生します。 |
77 |
CursorUnprepare |
Transact-SQL ステートメントで準備されたカーソルが、ODBC、OLE DB、または DB-Library によって削除されたことを示します。 |
78 |
CursorClose |
Transact-SQL ステートメントでオープンされていたカーソルが、ODBC、OLE DB、または DB-Library によってクローズされたことを示します。 |
79 |
Missing Column Statistics |
オプティマイザに有効な列の統計が利用できません。 |
80 |
Missing Join Predicate |
結合の述語がないクエリが実行されています。クエリの終了に時間がかかる可能性があります。 |
81 |
Server Memory Change |
SQL Server のメモリ使用量の増加または減少分が、1 MB または最大サーバー メモリの 5% のいずれか大きい方に達したことを示します。 |
82-91 |
User Configurable (0-9) |
ユーザー定義のイベント データです。 |
92 |
Data File Auto Grow |
データ ファイルがサーバーによって自動的に拡張されたことを示します。 |
93 |
Log File Auto Grow |
ログ ファイルがサーバーによって自動的に拡張されたことを示します。 |
94 |
Data File Auto Shrink |
データ ファイルがサーバーによって自動的に圧縮されたことを示します。 |
95 |
Log File Auto Shrink |
ログ ファイルがサーバーによって自動的に圧縮されたことを示します。 |
96 |
Showplan Text |
クエリ オプティマイザの SQL ステートメントのクエリ プラン ツリーを表示します。TextData 列には、このイベントに対するプラン表示は含まれません。 |
97 |
Showplan All |
クエリ プランを、実行された SQL ステートメントのコンパイル時の完全な詳細と共に表示します。TextData 列には、このイベントに対するプラン表示は含まれません。 |
98 |
Showplan Statistics Profile |
クエリ プランを、実行された SQL ステートメントの実行時の完全な詳細と共に表示します。TextData 列には、このイベントに対するプラン表示は含まれません。 |
99 |
予約済み |
|
100 |
RPC Output Parameter |
各 RPC に対して、パラメータの出力値を生成します。 |
101 |
予約済み |
|
102 |
Audit Statement GDR Event |
SQL Server の任意のユーザーがステートメント権限の GRANT、DENY、REVOKE を実行するたびに発生します。 |
103 |
Audit Object GDR Event |
SQL Server の任意のユーザーがオブジェクト権限の GRANT、DENY、REVOKE を実行するたびに発生します。 |
104 |
Audit AddLogin Event |
sp_addlogin および sp_droplogin で、SQL Server ログインが追加または削除されたときに発生します。 |
105 |
Audit Login GDR Event |
sp_grantlogin、sp_revokelogin、または sp_denylogin で、Windows ログイン権限が追加または削除されたときに発生します。 |
106 |
Audit Login Change Property Event |
sp_defaultdb と sp_defaultlanguage で、パスワードを除くログインのプロパティが変更されたときに発生します。 |
107 |
Audit Login Change Password Event |
SQL Server のログイン パスワードが変更されたときに発生します。 パスワードは記録されません。 |
108 |
Audit Add Login to Server Role Event |
固定サーバー ロール sp_addsrvrolemember と sp_dropsrvrolemember で、ログインが追加または削除されたときに発生します。 |
109 |
Audit Add DB User Event |
sp_grantdbaccess、sp_revokedbaccess、sp_adduser、および sp_dropuser で、データベースのデータベース ユーザー (Windows または SQL Server) として、ログインが追加または削除されたときに発生します。 |
110 |
Audit Add Member to DB Role Event |
sp_addrolemember、sp_droprolemember、および sp_changegroup で、データベースのデータベース ユーザー (固定またはユーザー定義) として、ログインが追加または削除されたときに発生します。 |
111 |
Audit Add Role Event |
sp_addrole および sp_droprole で、データベースのデータベース ユーザーとして、ログインが追加または削除されたときに発生します。 |
112 |
Audit App Role Change Password Event |
アプリケーション ロールのパスワードが変更されたときに発生します。 |
113 |
Audit Statement Permission Event |
CREATE TABLE などのステートメント権限が使用されたときに発生します。 |
114 |
Audit Schema Object Access Event |
SELECT などのオブジェクト権限が使用されたときに、それが成功したかどうかに関係なく発生します。 |
115 |
Audit Backup/Restore Event |
BACKUP または RESTORE コマンドが実行されたときに発生します。 |
116 |
Audit DBCC Event |
DBCC コマンドが実行されたときに発生します。 |
117 |
Audit Change Audit Event |
監査トレースが変更されたときに発生します。 |
118 |
Audit Object Derived Permission Event |
CREATE、ALTER、および DROP のオブジェクト コマンドが実行されたときに発生します。 |
119 |
OLEDB Call Event |
分散クエリとリモート ストアド プロシージャに対して、OLE DB プロバイダ呼び出しが行われたときに発生します。 |
120 |
OLEDB QueryInterface Event |
分散クエリとリモート ストアド プロシージャに対して、OLE DB QueryInterface 呼び出しが行われたときに発生します。 |
121 |
OLEDB DataRead Event |
OLE DB プロバイダに対して、データ要求の呼び出しが行われたときに発生します。 |
122 |
Showplan XML |
SQL ステートメントの実行時に発生します。プラン表示演算子を識別するために、このイベントが含まれます。各イベントは、整形式の XML ドキュメントに格納されます。このイベントに対する Binary 列には、エンコードされたプラン表示が含まれます。トレースを開いてプラン表示を確認するには、SQL Server Profiler を使用します。 |
123 |
SQL:FullTextQuery |
フルテキスト クエリが実行されたときに発生します。 |
124 |
Broker:Conversation |
Service Broker のメッセージ交換の進行状況をレポートします。 |
125 |
Deprecation Announcement |
SQL Server の将来のバージョンで削除される予定の機能を使用したときに発生します。 |
126 |
Deprecation Final Support |
SQL Server の次の主要なリリースで削除される予定の機能を使用したときに発生します。 |
127 |
Exchange Spill Event |
並列クエリ プランにある通信バッファが tempdb データベースに一時的に書き込まれたときに発生します。 |
128 |
Audit Database Management Event |
データベースが作成、変更、または削除されたときに発生します。 |
129 |
Audit Database Object Management Event |
スキーマなどのデータベース オブジェクトで、CREATE、ALTER、または DROP ステートメントが実行されたときに発生します。 |
130 |
Audit Database Principal Management Event |
データベースに対して、ユーザーなどのプリンシパルが作成、変更、または削除されたときに発生します。 |
131 |
Audit Schema Object Management Event |
サーバー オブジェクトが作成、変更、または削除されたときに発生します。 |
132 |
Audit Server Principal Impersonation Event |
サーバー スコープ内で、EXECUTE AS LOGIN などの権限借用があるときに発生します。 |
133 |
Audit Database Principal Impersonation Event |
データベース スコープ内で、EXECUTE AS USER や SETUSER などの権限借用が発生したときに発生します。 |
134 |
Audit Server Object Take Ownership Event |
サーバー スコープ内のオブジェクトの所有者が変更されたときに発生します。 |
135 |
Audit Database Object Take Ownership Event |
データベース スコープ内のオブジェクトの所有者が変更されたときに発生します。 |
136 |
Broker:Conversation Group |
Service Broker によって、新しいメッセージ交換グループが作成されたか、既存のメッセージ交換グループが削除されたときに発生します。 |
137 |
Blocked Process Report |
指定した時間以上プロセスがブロックされたときに発生します。システム プロセスや、デッドロックを検出できないリソースで待機しているプロセスはこの対象外です。しきい値およびレポートの生成頻度を構成するには、sp_configure を使用します。 |
138 |
Broker:Connection |
Service Broker によって管理される転送接続の状態をレポートします。 |
139 |
Broker:Forwarded Message Sent |
Service Broker によってメッセージが転送されたときに発生します。 |
140 |
Broker:Forwarded Message Dropped |
Service Broker によって転送予定のメッセージが削除されたときに発生します。 |
141 |
Broker:Message Classify |
Service Broker でメッセージのルーティングが決定されたときに発生します。 |
142 |
Broker:Transmission |
Service Broker のトランスポート層でエラーが発生したことを示します。エラー番号と状態の値で、エラーの原因を確認できます。 |
143 |
Broker:Queue Disabled |
Service Broker キューにトランザクションのロールバックが 5 つ連続して格納されているため、ポイズン メッセージが検出されたことを示します。このイベントには、データベース ID と、ポイズン メッセージが格納されているキューのキュー ID が含まれます。 |
144-145 |
予約済み |
|
146 |
Showplan XML Statistics Profile |
SQL ステートメントが実行されたときに発生します。プラン表示演算子が識別され、コンパイル時の完全なデータが表示されます。このイベントに対する Binary 列には、エンコードされたプラン表示が含まれます。トレースを開いてプラン表示を確認するには、SQL Server Profiler を使用します。 |
148 |
Deadlock Graph |
ロックを取得しようとしてデッドロックが発生したため、ロックの取得がキャンセルされたときに発生します。デッドロックについての XML の説明が提供されます。 |
149 |
Broker:Remote Message Acknowledgement |
Service Broker によってメッセージの受信確認が送信または受信されたときに発生します。 |
150 |
Trace File Close |
トレース ファイルのロールオーバー中にトレース ファイルが閉じられたときに発生します。 |
151 |
予約済み |
|
152 |
Audit Change Database Owner |
ALTER AUTHORIZATION を使用して、データベースの所有者を変更するか、変更に必要な権限を確認したときに発生します。 |
153 |
Audit Schema Object Take Ownership Event |
ALTER AUTHORIZATION を使用して、オブジェクトに所有者を割り当てるか、割り当てに必要な権限を確認したときに発生します。 |
154 |
予約済み |
|
155 |
FT:Crawl Started |
フルテキストのクロール (カタログ作成) が開始したときに発生します。クロールの要求が作業タスクで受け取られたかどうかを確認する場合に使用します。 |
156 |
FT:Crawl Stopped |
フルテキストのクロール (カタログ作成) が停止したときに発生します。クロールが停止するのは、正常に完了するか重大なエラーが発生したときです。 |
157 |
FT:Crawl Aborted |
フルテキストのクロール中に例外が検出されたときに発生します。通常、これによってフルテキストのクロールは停止します。 |
158 |
Audit Broker Conversation |
Service Broker ダイアログ セキュリティに関する監査メッセージをレポートします。 |
159 |
Audit Broker Login |
Service Broker トランスポート セキュリティに関する監査メッセージをレポートします。 |
160 |
Broker:Message Undeliverable |
Service Broker が、サービスに配信される予定であったメッセージを受信し、このメッセージを保持できないときに発生します。 |
161 |
Broker:Corrupted Message |
Service Broker が破損したメッセージを受信したときに発生します。 |
162 |
User Error Message |
エラーや例外が発生したときにユーザーに表示されるエラー メッセージを表示します。 |
163 |
Broker:Activation |
キュー モニタによって、アクティブ化ストアド プロシージャの開始や QUEUE_ACTIVATION 通知の送信が行われたときに発生します。またはキュー モニタが終了してアクティブ化ストアド プロシージャが開始したときに発生します。 |
164 |
Object:Altered |
データベース オブジェクトが変更されたときに発生します。 |
165 |
Performance statistics |
コンパイルされたクエリ プランが最初にキャッシュされたか、再コンパイルされたとき、またはプラン キャッシュから削除されたときに発生します。 |
166 |
SQL:StmtRecompile |
ステートメント レベルの再コンパイルが発生したときに発生します。 |
167 |
Database Mirroring State Change |
ミラー化データベースの状態が変更されたときに発生します。 |
168 |
Showplan XML For Query Compile |
SQL ステートメントがコンパイルされたときに発生します。コンパイル時の完全なデータが表示されます。このイベントに対する Binary 列には、エンコードされたプラン表示が含まれます。トレースを開いてプラン表示を確認するには、SQL Server Profiler を使用します。 |
169 |
Showplan All For Query Compile |
SQL ステートメントがコンパイルされたときに発生します。コンパイル時の完全なデータが表示されます。プラン表示演算子を識別する場合に使用します。 |
170 |
Audit Server Scope GDR Event |
サーバー スコープ内で権限の付与、拒否、および取り消しのイベントが発生したことを示します。このようなイベントは、ログインの作成などによって発生します。 |
171 |
Audit Server Object GDR Event |
テーブルや関数などのスキーマ オブジェクトに対して、付与、拒否、または取り消しのイベントが発生したことを示します。 |
172 |
Audit Database Object GDR Event |
アセンブリやスキーマなどのデータベース オブジェクトに対して、付与、拒否、または取り消しのイベントが発生したことを示します。 |
173 |
Audit Server Operation Event |
設定の変更、リソース、外部アクセス、承認などの、セキュリティ監査操作が使用されたときに発生します。 |
175 |
Audit Server Alter Trace Event |
ステートメントで ALTER TRACE 権限が確認されたときに発生します。 |
176 |
Audit Server Object Management Event |
サーバー オブジェクトが作成、変更、または削除されたときに発生します。 |
177 |
Audit Server Principal Management Event |
サーバー プリンシパルが作成、変更、または削除されたときに発生します。 |
178 |
Audit Database Operation Event |
チェックポイントやクエリ通知のサブスクライブなど、データベース操作が行われたときに発生します。 |
180 |
Audit Database Object Access Event |
スキーマなどのデータベース オブジェクトにアクセスがあったときに発生します。 |
181 |
TM: Begin Tran starting |
BEGIN TRANSACTION 要求が開始されたときに発生します。 |
182 |
TM: Begin Tran completed |
BEGIN TRANSACTION 要求が完了したときに発生します。 |
183 |
TM: Promote Tran starting |
PROMOTE TRANSACTION 要求が開始されたときに発生します。 |
184 |
TM: Promote Tran completed |
PROMOTE TRANSACTION 要求が完了したときに発生します。 |
185 |
TM: Commit Tran starting |
COMMIT TRANSACTION 要求が開始されたときに発生します。 |
186 |
TM: Commit Tran completed |
COMMIT TRANSACTION 要求が完了したときに発生します。 |
187 |
TM: Rollback Tran starting |
ROLLBACK TRANSACTION 要求が開始されたときに発生します。 |
188 |
TM: Rollback Tran completed |
ROLLBACK TRANSACTION 要求が完了したときに発生します。 |
189 |
Lock:Timeout (timeout > 0) |
ページなどのリソースへのロック要求がタイムアウトしたときに発生します。 |
190 |
Progress Report: Online Index Operation |
オンライン インデックスの構築中に、操作の進行状況をレポートします。 |
191 |
TM: Save Tran starting |
SAVE TRANSACTION 要求が開始されたときに発生します。 |
192 |
TM: Save Tran completed |
SAVE TRANSACTION 要求が完了したときに発生します。 |
193 |
Background Job Error |
バックグラウンド ジョブが異常終了したときに発生します。 |
194 |
OLEDB Provider Information |
分散クエリが実行され、プロバイダ接続に関する情報が収集されたときに発生します。 |
195 |
Mount Tape |
テープ マウント要求を受け取ったときに発生します。 |
196 |
Assembly Load |
CLR アセンブリの読み込み要求があったときに発生します。 |
197 |
予約済み |
|
198 |
XQuery Static Type |
XQuery 式が実行されたときに発生します。このイベント クラスでは静的な XQuery 式が提供されます。 |
199 |
QN: subscription |
クエリの登録がサブスクライブされなかったときに発生します。TextData 列には、このイベントに関する情報が格納されます。 |
200 |
QN: parameter table |
アクティブなサブスクリプションに関する情報は、内部パラメータ テーブルに格納されます。このイベント クラスは、パラメータ テーブルが作成または削除されたときに発生します。通常これらのテーブルは、データベースを再起動したときに作成または削除されます。TextData 列には、このイベントに関する情報が格納されます。 |
201 |
QN: template |
クエリ テンプレートによって、サブスクリプション クエリのクラスが表されます。通常、同じクラスにあるクエリは、パラメータ値を除いてすべて同じになります。このイベント クラスは、新しいサブスクリプション要求が、既存のクラス (一致したクラス)、新しいクラス (作成)、または削除するクラスに分類されたときに発生します。これは、アクティブなサブスクリプションが含まれていないクエリ クラスのテンプレートをクリーンアップすることを示します。TextData 列には、このイベントに関する情報が格納されます。 |
202 |
QN: dynamics |
クエリ通知の内部アクティビティを追跡します。TextData 列には、このイベントに関する情報が格納されます。 |
- [ @columnid= ] column_id
イベントに対して追加する列の ID を指定します。column_id のデータ型は int で、既定値はありません。
次の表は、イベントに対して追加できる列の一覧です。
列番号 |
列名 |
説明 |
---|---|---|
1 |
TextData |
トレースでキャプチャされたイベント クラスに依存するテキスト値。 |
2 |
BinaryData |
トレースでキャプチャされたイベント クラスに依存するバイナリ値。 |
3 |
DatabaseID |
USE database ステートメントで指定されたデータベースの ID、または接続に対して USE database ステートメントが実行されていない場合は、既定のデータベースの ID。 データベースに対するデータベース ID の値は、DB_ID 関数を使用して指定できます。 |
4 |
TransactionID |
システムによって割り当てられたトランザクション ID。 |
5 |
LineNumber |
エラーを含む行の番号が格納されます。SP:StmtStarting のような Transact-SQL ステートメントを含むイベントの場合、LineNumber にはストアド プロシージャまたはバッチでのステートメントの行番号が格納されます。 |
6 |
NTUserName |
Microsoft Windows のユーザー名。 |
7 |
NTDomainName |
ユーザーが属している Windows ドメイン。 |
8 |
HostName |
要求を生成したクライアント コンピュータの名前。 |
9 |
ClientProcessID |
クライアント アプリケーションが実行されているプロセスに対し、クライアントのコンピュータが割り当てた ID。 |
10 |
ApplicationName |
SQL Server のインスタンスへの接続を作成したクライアント アプリケーションの名前。この列には、プログラムの表示名ではなくアプリケーションによって渡された値が格納されます。 |
11 |
LoginName |
クライアントの SQL Server ログイン名。 |
12 |
SPID |
SQL Server によってクライアントに関連付けられたプロセスに割り当てられたサーバー プロセス ID。 |
13 |
Duration |
イベントの実行に要した経過時間 (マイクロ秒単位)。Hash Warning イベントに対しては、このデータ列は作成されません。 |
14 |
StartTime |
イベントの開始時刻 (取得できた場合)。 |
15 |
EndTime |
イベントの終了時刻。SQL:BatchStarting や SP:Starting などのイベント クラスの開始に対しては、この列は作成されません。また、Hash Warning イベントに対しても作成されません。 |
16 |
Reads |
イベントの代わりにサーバーによって実行される、論理ディスク読み取り回数。Lock:Released イベントに対しては、この列は作成されません。 |
17 |
Writes |
イベントの代わりにサーバーによって実行される、物理ディスクの書き込み回数。 |
18 |
CPU |
イベントに使用された CPU 時間 (ミリ秒単位)。 |
19 |
Permissions |
セキュリティ監査によって使用される、権限のビットマップ。 |
20 |
Severity |
例外の重大度レベル。 |
21 |
EventSubClass |
イベント サブクラスの種類。すべてのイベント クラスに対して、このデータ列が作成されるわけではありません。 |
22 |
ObjectID |
システムによって割り当てられたオブジェクト ID。 |
23 |
Success |
権限が正常に使用されたかどうか。監査で使用します。 1 = 成功 0 = 失敗 |
24 |
IndexID |
イベントの影響を受けるオブジェクトに付けられたインデックス用の ID。オブジェクトのインデックス ID を調べるには、sysindexes システム テーブルの indid 列を使用します。 |
25 |
IntegerData |
トレースでキャプチャされたイベント クラスに依存する整数値。 |
26 |
ServerName |
トレースの対象となっている SQL Server のインスタンス名 (servername または servername\instancename)。 |
27 |
EventClass |
記録されるイベント クラスの種類。 |
28 |
ObjectType |
テーブル、関数、ストアド プロシージャなどのオブジェクトの種類。 |
29 |
NestLevel |
このストアド プロシージャが実行されている入れ子レベル。「@@NESTLEVEL (Transact-SQL)」を参照してください。 |
30 |
State |
エラーが発生した場合のサーバーの状態。 |
31 |
Error |
エラー番号。 |
32 |
Mode |
取得されたロックのロック モード。Lock:Released イベントに対しては、この列は作成されません。 |
33 |
Handle |
イベントで参照されているオブジェクトのハンドル。 |
34 |
ObjectName |
アクセスされるオブジェクトの名前。 |
35 |
DatabaseName |
USE database ステートメントで指定されたデータベースの名前。 |
36 |
FileName |
変更されたファイル名の論理名。 |
37 |
OwnerName |
参照されたオブジェクトの所有者名。 |
38 |
RoleName |
ステートメントの対象となっているデータベースまたはサーバー全体のロールの名前。 |
39 |
TargetUserName |
アクションの対象となるユーザー名。 |
40 |
DBUserName |
クライアントの SQL Server データベース ユーザー名。 |
41 |
LoginSid |
ログインしたユーザーのセキュリティ識別子 (SID)。 |
42 |
TargetLoginName |
アクションの対象となるログイン名。 |
43 |
TargetLoginSid |
アクションの対象となるログインの SID。 |
44 |
ColumnPermissions |
列レベル権限の状態。セキュリティ監査で使用します。 |
45 |
LinkedServerName |
リンク サーバーの名前。 |
46 |
ProviderName |
OLE DB プロバイダの名前。 |
47 |
MethodName |
OLE DB メソッドの名前。 |
48 |
RowCounts |
バッチに含まれる行数。 |
49 |
RequestID |
ステートメントを含む要求の ID。 |
50 |
XactSequence |
現在のトランザクションを記述するトークン。 |
51 |
EventSequence |
このイベントのシーケンス番号。 |
52 |
BigintData1 |
トレースでキャプチャされたイベント クラスに依存する bigint 値。 |
53 |
BigintData2 |
トレースでキャプチャされたイベント クラスに依存する bigint 値。 |
54 |
GUID |
トレースでキャプチャされたイベント クラスに依存する GUID 値。 |
55 |
IntegerData2 |
トレースでキャプチャされたイベント クラスに依存する整数値。 |
56 |
ObjectID2 |
関連するオブジェクトまたはエンティティの ID (使用可能な場合)。 |
57 |
Type |
トレースでキャプチャされたイベント クラスに依存する整数値。 |
58 |
OwnerID |
ロックを所有するオブジェクトの種類。ロック イベントの場合にのみ該当します。 |
59 |
ParentName |
オブジェクトが存在するスキーマの名前。 |
60 |
IsSystem |
イベントがシステム プロセスとユーザー プロセスのどちらで発生したか。 1 = システム 0 = ユーザー |
61 |
Offset |
ストアド プロシージャ内またはバッチ内のステートメントの開始オフセット。 |
62 |
SourceDatabaseID |
オブジェクトのソースが存在するデータベースの ID。 |
63 |
SqlHandle |
64 ビット ハッシュ。アドホック クエリやデータベースのテキスト、および SQL オブジェクトのオブジェクト ID に基づいています。この値を sys.dm_exec_sql_text() に渡して、関連付けられている SQL テキストを取得できます。 |
64 |
SessionLoginName |
セッションを開始したユーザーのログイン名。たとえば、SQL Server に Login1 を使用して接続し、Login2 としてステートメントを実行した場合、SessionLoginName には Login1 が表示され、LoginName には Login2 が表示されます。このデータ列には、SQL Server ログインと Windows ログインの両方が表示されます。 |
**[ @on=\]**on
このイベントを ON (1) にするか OFF (0) にするかを指定します。on のデータ型は bit で、既定値はありません。on を 1 に設定し、column_id が NULL の場合、イベントは ON に設定され、すべての列が消去されます。column_id が NULL でない場合、そのイベントに対して列は ON に設定されます。
on を 0 に設定し、column_id が NULL の場合、イベントは OFF に設定され、すべての列が消去されます。column_id が NULL でない場合、列は OFF になります。
次の表は、@on と @columnid の相互作用の説明です。
@on |
@columnid |
結果 |
---|---|---|
ON (1) |
NULL |
イベントは ON になります。 すべての列は消去されます。 |
|
NOT NULL |
指定されたイベントに対して列は ON になります。 |
OFF (0) |
NULL |
イベントは OFF になります。 すべての列は消去されます。 |
|
NOT NULL |
指定されたイベントに対して列は OFF になります。 |
リターン コード値
次の表は、このストアド プロシージャの完了時の戻り値 (コード値) の説明です。
リターン コード |
説明 |
---|---|
0 |
エラーはありません。 |
1 |
不明なエラーです。 |
2 |
トレースは現在実行中です。この時点でトレースを変更すると、エラーが発生します。 |
3 |
指定したイベントは無効です。イベントが存在しないか、イベントがこのストアド プロシージャに対して適切ではありません。 |
4 |
指定した列は無効です。 |
9 |
指定したトレース ハンドルは無効です。 |
11 |
指定した列は内部で使用されるので、削除できません。 |
13 |
メモリが不足しています。指定した操作を実行するための十分なメモリがない場合に返されます。 |
16 |
関数がこのトレースに対して無効です。 |
説明
sp_trace_setevent では、以前のバージョンの SQL Server に用意されていた拡張ストアド プロシージャで実行される操作の多くを実行できます。sp_trace_setevent は、次の拡張ストアド プロシージャの代わりに使用します。
xp_trace_addnewqueue
xp_trace_eventclassrequired
xp_trace_seteventclassrequired
sp_trace_setevent は、各イベントに対して追加した列ごとに実行する必要があります。それぞれの実行中、@on が 1 に設定されている場合、sp_trace_setevent では指定したイベントがトレースのイベント一覧に追加されます。@on が 0 に設定されている場合、sp_trace_setevent では指定したイベントが一覧から削除されます。
すべての SQL Trace ストアド プロシージャ (sp_trace_xx) のパラメータでは、データ型が厳密に定義されています。これらのパラメータを、引数の説明で指定されている正しいデータ型で指定しないと、このストアド プロシージャはエラーを返します。
トレース ストアド プロシージャを使用した例については、「トレースを作成する方法 (Transact-SQL)」を参照してください。
権限
ユーザーに ALTER TRACE 権限が必要です。