VBScript を使用して SQL Server サービスの詳細プロパティを変更する方法
このセクションでは、コンピューター上で実行されている MicrosoftSQL Server のインストール済みインスタンスのバージョンをリストする VBScript プログラムを作成する方法について説明します。
コード例では、コンピューター上で実行されている SQL Server のインスタンスおよびそのバージョンをリストします。
SQL Server のインストール済みインスタンスの名前およびバージョンのリスト表示
Microsoft のメモ帳など、テキスト エディターで新しいドキュメントを開きます。この手順の後に示すコードをコピーし、.vbs 拡張子を付けてファイルを保存します。この例の名前を test.vbs とします。
VBScript の GetObject 関数を使用して、コンピューター管理用の WMI プロバイダーのインスタンスに接続します。この例では、mpc という名前のリモート コンピューターに接続しますが、コンピューター名は省略してローカル コンピューター (winmgmts:root\Microsoft\SqlServer\ComputerManagement) に接続してください。GetObject 関数の詳細については、VBScript リファレンスを参照してください。
InstancesOf メソッドを使用して、サービスのリストを列挙します。サービスは、InstancesOf メソッドの代わりに、簡単な WQL クエリと ExecQuery メソッドを使用して列挙することもできます。
ExecQuery メソッドおよび WQL クエリを使用して、SQL Server のインストール済みインスタンスの名前およびバージョンを取得します。
このファイルを保存します。
コマンド プロンプトで「cscript test.vbs」と入力し、スクリプトを実行します。
使用例
set wmi = GetObject("WINMGMTS:\\.\root\Microsoft\SqlServer\ComputerManagement10")
for each prop in wmi.ExecQuery("select * from SqlServiceAdvancedProperty where SQLServiceType = 1 AND PropertyName = 'VERSION'")
WScript.Echo prop.ServiceName & " " & prop.PropertyName & ": " & prop.PropertyStrValue
next