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Cancel 要素 (XMLA)

MicrosoftSQL ServerAnalysis Services インスタンス上で現在実行中のコマンドをキャンセルします。

構文

<Command>
   <Cancel>
      <ConnectionID>...</ConnectionID>
      <SessionID>...</SessionID>
      <SPID>...</SPID>
      <CancelAssociated>...</CancelAssociated>
   </Cancel>
</Command>

要素の特性

特性

説明

データ型と長さ

なし

既定値

なし

カーディナリティ

0-n : 省略可能な要素で、出現する場合は複数回の出現が可能です

要素の関係

関係

要素

親要素

Command

子要素

CancelAssociatedConnectionIDSessionIDSPID

説明

Cancel コマンドは、セッションのコンテキスト内で現在実行中のコマンドをキャンセルします。クライアント アプリケーションがセッションをまだ要求していない場合は、コマンドをキャンセルできません。

Batch コマンドの実行中に Cancel コマンドが実行された場合、Batch コマンド全体がキャンセルされます。Batch コマンドがトランザクション型であれば、その Batch コマンドに含まれるすべてのコマンドはロールバックされます。Batch コマンドがトランザクション型でなければ、その Batch コマンドに含まれるコマンドのうち、Cancel コマンド実行時に実行中であったコマンドだけがロールバックされます。非トランザクション型の Batch コマンド内の実行済みのコマンドは、ロールバックされません。

通常、Cancel コマンドは、現在アクティブなセッション上の実行中のコマンドをキャンセルするために使用されます。その場合、Cancel コマンドの子要素を指定しないでください。さらに、管理者は、現在アクティブなセッション以外の接続やセッションで実行中のコマンドをキャンセルするために Cancel コマンドを使用することもできます。特定のデータベースの管理者権限を持つロールのメンバは、そのデータベースに該当する接続やセッションでのコマンドをキャンセルできます。サーバー管理者は、特定の Analysis Services インスタンスに関連した接続やセッションでのコマンドをキャンセルできます。

Analysis Services インスタンスの現在の接続やセッションに関する情報を取得するには、Discover メソッドを実行して、それぞれ DISCOVER_CONNECTIONS および DISCOVER_SESSIONS スキーマ行セットを要求することができます。特定のデータベースの管理者権限を持つロールのメンバは、DISCOVER_SESSIONS スキーマ行セットの SESSION_CURRENT_DATABASE 制限列の中でそのデータベースを指定することにより、特定のデータベースに関連したセッションだけを返すことができます。Discover メソッドの詳細については、「Discover メソッド (XMLA)」を参照してください。

関連項目

参照

概念